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第2026-10-06号|2026年10月6日

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川崎重工、防衛計画に時期を明示 リコーは戦略見直しを社外取締役に委ねる

川崎重工が防衛計画に具体的な時期を示し、ディスコは四半期の出荷額が過去最高。アクセルスペースは撮影が可能な衛星で18億7900万円を計上。外食業の在留資格は受け入れ見込み数の98.6%。

マーケット

市場概況

10月6日付ブリーフより2026年10月6日時点(JST)
日経平均株価70,683.98+1.05%
TOPIX4,183.56+0.92%
JPXプライム150指数1,766.35+0.91%
ドル/円158.12+0.29%
10年物国債利回り3.085%-1.2 bps

東京株式市場は上昇し、10年物国債利回りは小幅に低下した。

出所:日経、JPX、日銀、財務省(数値のみ、解説なし)

2026年10月6日の10年物国債入札

2026年10月6日の入札時点(JST)

10年債入札の平均利回り3.101%
応札倍率3.764x
発行額¥2.6tn

2026年10月6日の10年物国債入札の平均利回りは3.101%(応札倍率3.764倍)で、前回入札を上回った。

財務省、国債入札結果

主要記事

防衛投資にスケジュール

造船所で、鋼製の船体ブロックの横にある作業台上のロボット溶接アーム

川崎重工、2030年の防衛事業売上見通しを引き上げ 事業利益3300億円を目標に

川崎重工、2030年の防衛見通しを引き上げ、利益目標3300億円を設定 川崎重工業は10月6日付の進捗報告会で、2030年の防衛事業の売上収益見通しを従来の5000億〜7000億円から7000億〜8000億円程度に引き上げ、防衛費の増加が要因だとしている。グループの2030年度の主要目標は売上収益3兆3000億円超、事業利益3300億円超で、利益率は10%を超える。

変更点: 同社は今年度も売上収益2兆5600億円、事業利益1800億円と過去最高を見込む。防衛事業は2027年度から利益率10%超を見込み、契約制度の変更などを理由に挙げる。2030年代半ばには防衛事業の売上収益1兆円超を目指す。

なぜ重要か: 計画は、7月に完了した約2000億円のエクイティ性資金調達が支える。内訳は公募増資が約1000億円、転換社債が約1000億円。同社は、投資効果は2028年ごろから表れるとし、ネットD/Eレシオは50%前後に保つとしている。投資の内訳は具体的だ。ガスエンジンの生産能力を約10倍に引き上げる計画に約170億円、半導体ロボットの生産能力を2029年度までに倍増させるのに75億円、2026〜2035年の坂出の造船所に約1000億円を充て、うち450億円は造船業再生基金の対象となる。

注目点: ここに挙げた数字はすべて目標だ。2030年の数値、2028年という時期、同社自身の見積もりであるHome LEOロボットによる医療・介護費の年間1兆円の削減は、いずれも見通しにとどまる。また、利益グラフの航空エンジンの損失に関する脚注は、どの年度を対象とするかを記していない。

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注目記事

能力・需要・つまずき

満たされた量が異なる棒状ゲージのイラスト。ほぼ満杯の1本はレストランの厨房の横に、ほぼ空の他のゲージはトラックと鉄道の改札の横にある。

特定技能の外国人、1年で8万9093人増 外食業は受け入れ見込み数にほぼ到達

出入国在留管理庁の速報値によると、特定技能1号の外国人は7月末時点で43万2016人となり、前年から8万9093人増えた。これは、2026年1月23日に閣議決定された2029年3月までの受け入れ見込み数80万5700人の53.6%にあたる。

数字で見る: 介護の増加が最も大きく、2万4402人増の8万1436人となった。外食業は1万2107人増え、見込み数5万人に対し4万9290人と98.6%に達した。工業製品製造業は見込み数が全分野で最大の19万9500人で、充足率は31.6%。

注目点: 自動車運送業は見込み数2万2100人に対し在留者は703人、鉄道は2900人に対し73人だった。同庁の表には、分野が見込み数に達した場合にどうなるかの記載がなく、この点は外食業で最も問題になる。

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フレームに載ったシリコンウエハーを切断するダイシングブレードと、近くにある完成チップのトレーおよび梱包された精密装置

ディスコの上期売上高(速報値)、自社予想を上回る 四半期出荷額は過去最高

ディスコの上期売上高(速報値)、予想を上回る 四半期出荷額は過去最高 ディスコの2027年3月期上期の単独売上高は2136億円で、直近予想の2011億円の106.2%だった。10月6日付の速報開示による。7〜9月の出荷額1239億円は、四半期単位で過去最高だった。

注目の数字: 第2四半期の売上高は1185億円で前年同期比38.9%増、出荷額はそれを上回るペースで伸び、60.0%増だった。ディスコは顧客の検収時に売上を計上するため、市場の動きにより近い指標として出荷額を公表している。

注意点: 同社は過去最高の要因を、生成AI向けを中心に出荷が高水準で推移したことと説明しており、これは同社自身の説明だ。数値は監査前で、変更される可能性がある。第2四半期の決算発表は10月22日の予定。

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アクセルスペース、撮影は可能な衛星4機で減損18億7900万円

アクセルスペースホールディングスは、GRUS-3の7機のうち4機で高速通信系統が恒久的に故障したと判断し、2027年5月期第1四半期に減損損失18億7900万円を計上する。撮影は引き続き可能だが、大容量の画像ファイルを地上に送ることはできない。

何が起きたか: 同社は、通信系統の電力増幅器が放熱できず損傷したと推定している。同じ素子は旧型のGRUS-1衛星で正常に動作しているため、GRUS-3向けに変更した放熱設計が原因である可能性が高いとみている。これは同社自身の推定だ。10月6日、これを検証する外部専門家によるアドバイザリーボードの設置を決めたが、委員は公表されていない。GRUS-3の保険は今回の不具合を対象としない。

注目の数字: AxelGlobeの売上高は現在42億4000万円と予想され、従来の60億8000万円から減る。セグメント利益は34億円から19億7000万円となる。影響を受けていない3機も同じ設計で、2026年中を目指していた商用運用の開始は2027年2月を目標とする。

注目点: ボードのスケジュールは10月中旬の同社報告から11月中旬までで、最終報告は11月末を予定している。

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注目記事

取締役会、買い手、株主

株式ブロックの積み重ねから離れて置かれた大きな持ち分ブロックと、より小さなブロックを別の買い手ブロックへ動かす矢印、隅にゲームコントローラーの輪郭を描いた抽象図

ストラテジックキャピタル、ガンホーに買収・増配・自社株取得案を列記

ストラテジックキャピタルは10月6日、ガンホー・オンライン・エンターテイメントに対し資本構成、株主構成、取締役会について働きかけていると当局に届け出た。保有比率は13.67%で変わらず、変更されたのは保有目的の記載で、保有規模ではない。

変更点: 変更報告書は、第三者による買収でガンホーを上場廃止にすること、増配、特定の株主からの自己株式の取得とソニー・ミュージックエンタテインメントへの処分、ガンホーが上場を維持する場合は代表取締役の解職か会長の取締役退任のいずれか、を提案として列挙している。報告書は2つの取締役会案を択一として示している。

注意点: これらは提出者の提案で、合意された取引ではない。報告書は買い手を挙げておらず、自己株式取得や増配の金額も示していない。ストラテジックキャピタルは発行済み株式5316万1416株のうち726万7500株を保有し、取得資金の開示は計208億4000万円で、うち自己資金は27万5000円、残りは投資一任契約に基づく顧客資産による。

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テーブルを囲む8脚の椅子を真上から見た図で、ポートフォリオの駒と配分の矢印が仕分けられている様子が取締役会レベルの戦略レビューを表す

リコー、社外取締役に戦略レビューを委ねる 事業ポートフォリオと資本配分が対象

リコーは戦略見直しを社外取締役に委ねる リコー取締役会は10月6日、独立社外取締役が主導する「ストラテジック・レビュー」を実施することを決議し、選択肢には現状の延長線上ではないリコーの姿も含まれるとしている。通知は、具体的な施策や方向性は決まっていないとしている。

なぜ今か: 通知は課題として、中期経営計画の目標の未達が続いていること、株価純資産倍率が長期間1倍を下回っていること、自己資本利益率が資本コストを継続的に下回っていること、ワークプレイスサービスなど成長領域の低収益性、現在の主な収益源であるオフィス・プリンティング事業の収益力低下を挙げている。

詳細: レビューのチームは社外役員8人全員で、独立社外取締役5人と社外監査役3人からなり、筆頭社外取締役が議長を務める。収益構造、経営戦略、事業ポートフォリオ、資本政策、資本配分、エクイティストーリーを検討し、決定を行う取締役会に報告する。リコーは今年度の下期にレビューに集中して取り組むとし、別途、6月の株主総会の議決権行使結果への対応を10月末までに開示するとしている。通知にはレビューの終了時期の記載がない。

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SBI、BASE株の公開買付けを10月21日まで延長 大株主が30%超への買い付け意向

SBIホールディングスの公開買付主体でBASEに買付けを行うSBINMは、公開買付けを2度目の延長で10月21日までとし、1株340円の価格と買付株数の上限を維持した。決済は10月22日から10月28日に移る。

変更点: BASEは10月1日、大株主の代理人から、10月2日から買い付けを再開し、30%超の保有を目指すと通知を受けたと公開買付者に伝えた。代理人は、BASEの経営陣側には同調できず、買い付けは一般株主のためになると述べた。BASEは自社の見解は異なるとしている。届出書には大株主の現在の保有比率の記載がなく、30%は目標であって保有実績ではない。

詳細: 買付上限は2379万2300株で、SBINMの保有比率は20.67%になる。買付下限は設けていない。目的は、BASEを非公開化することではなく持分法適用関連会社とすることとしている。BASE取締役会は引き続き公開買付けに賛同し、応募するかどうかの判断は株主に委ねている。届出書類に対抗する買い手の名はない。

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東邦ホールディングス、買収防衛策の新株予約権を差し止めた決定に異議

東邦ホールディングスは10月6日、東京地方裁判所に対し、3D Investment Partnersへの対抗措置として株主が6月26日に承認した新株予約権の無償割当てを差し止める9月18日付の仮処分決定について、保全異議を申し立てた。

詳細: この承認により、3DとCitco Trustees (UT) Limitedが3Dの1月16日付の説明書に記載された買付けを実行した場合、取締役会が割当てを決議できる。東邦の株主が差し止めを申し立て、決定は6月の決議を受けて行う割当てを仮に差し止めている。

注目点: 東邦は、決定を認める理由はなく「直ちに是正されるべき」だとしている。通知は同社自身の説明で、裁判所の判断理由も、判断が出る時期も示していない。

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Bain系のボードルア買収、公開買付け成立 10月13日の決済後にスクイーズアウト予定

Bain系のボードルア買収が成立、スクイーズアウトの手順は今後発表 Bain Capital系の買収会社ビーシーピーイー ネオン ケイマン エルピーは、10月5日に終了した公開買付けで、買付下限313万5200株を上回って応募のあった1036万5448株をすべて1株2970円で買い付ける。決済は10月13日に始まる。

注目の数字: 公開買付けだけでは、議決権の31.58%にとどまる。公開買付け外で創業者株主3人から買い付ける予定の1775万8400株を加えると、保有比率は85.68%になる。この数字は創業者株主からの譲渡が実行された場合に限る。

注目点: 買収会社は株式と新株予約権のすべては取得できなかったため、唯一の株主となるための一連の手続きを計画しており、その後、株式はプライム市場から上場廃止となる見通し。ボードルアは、具体的な手続きと時期は公開買付者との協議後に発表するとしている。

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ニュース短信

短信:制度・政策

  • バーゼル銀行監督委員会、10月に公表予定 日本のレバレッジ比率レビューも含む

    バーゼル銀行監督委員会は、G-SIBのウィンドウ・ドレッシング対策の改定と、機械可読性の高い第3の柱の開示基準を承認した。日本に関するレバレッジ比率のレビューなど10月に公表する予定のものを定め、金利リスクに関する市中協議は11月に行う予定。

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  • 日豪、財務相の年次対話を設置 期間5年で6カ月での離脱も可能

    10月5日に東京で署名された覚書は、いずれの側も6カ月前の書面通知で離脱でき、紛争は仲裁廷ではなく協議で解決すると定める。議題は重要鉱物、投資審査、公的銀行による資金供与に及ぶ。

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  • 政府、ハラスメントの中止要請に応じない乗客の乗車拒否をタクシー・バス乗務員に認める案

    国土交通省の告示案では、タクシー、路線バス、貸切バスの事業者は、やめるよう求められても乗務員へのハラスメントを続ける乗客の乗車を断れるようになる。告示は12月1日の施行を予定し、意見募集は11月3日に締め切る。

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  • 政府、チアメトキサムとグリホサートの水質基準を厳格化する案

    環境省は、チアメトキサムの水質基準値を0.031mg/Lに、グリホサートの水域基準値を6200µg/Lから3000µg/Lに引き下げる案を示した。意見募集は11月4日まで。

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ニュース短信

短信:企業

  • JPMC買収、買付下限を超えるも上場廃止には株主の議決が必要

    JPMC株905万7536株が1株2270円で応募され、買付下限の504万9300株を上回った。ただ、公開買付者らは東証プライム市場からの上場廃止を予定しているものの、その前に株式併合の議決が必要で、決済は10月13日に始まる。

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  • 古野電気、中間期の営業利益予想を28%上方修正 中国での船舶建造スケジュール前倒しで

    古野電気は中間期の営業利益が従来予想の100億円から128億円に増える見通しと発表した。商船向け販売の加速、プロダクトミックスと価格の改善を理由に挙げている。通期予想と配当予想は10月9日の決算発表時に示す予定。

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  • 日本マクドナルド、9月の客数3.3%増 客単価は6.5%上昇

    日本マクドナルドの9月の既存店売上高は10.0%増と、1月以来の高い月間伸び率となった。客単価が6.5%上昇し、客数の3.3%増を上回った。

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  • ファーマフーズ、病院向け給食の供給会社を50億3000万円で買収 バイアウトファンドから

    ファーマフーズは、病院や学校給食事業者向けのメディカルフード供給会社の全株式を、バイアウトファンドから50億3000万円で取得する。株式の譲渡は10月30日を予定し、公正取引委員会の審査を条件とする。

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  • 京セラ、自社株買い枠2500億円のうち1776億3000万円を消化 9月は323億6000万円

    京セラは9月に929万株の自社株を323億6000万円で取得し、4月に決めた2500億円の取得枠での累計取得額は1776億3000万円となった。取得期間は2027年3月24日まで。

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  • 富士通、自社株買い枠1500億円のうち328億2000万円を消化 進捗は約5分の1

    富士通は9月に自社株の取得に108億7000万円を投じ、累計の自社株買い支出額は328億2000万円となった。2027年3月31日まで続く1500億円の取得枠の21.9%に当たる。

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