富士通(6702)は9月に自社株284万6200株を取得し、取得額は108億7000万円だった。10月6日付の自己株券買付状況報告書で分かった。今回の自社株買いでの累計取得額は328億2000万円となり、上限1500億円の21.9%に達した。株式数は上限の9.2%となっている。
自社株買いで認められる取得の範囲
取締役会は2026年4月28日に自社株買いを決議した。2026年5月1日から2027年3月31日までに、最大1億株、総額1500億円まで取得できる。9月末時点の累計取得は918万3300株、328億2000万円だった。新たな決定ではなく、既存の取得枠内での進捗である。
取締役会は、東京証券取引所での市場買付により株式を取得することを決議した。この方法には、証券会社による投資一任方式や、自己株式立会外買付取引(ToSTNeT-3)による買付が含まれる。
9月の取得状況
買付は9月1日から18日までの14営業日にわたった。最も多かったのは10日で、40万株を約15億円で取得した。最も少なかったのは14日で、8000株を3100万円で取得した。報告書には、18日より後の買付は記載されていない。
自己株式は保有、消却なし
富士通は、取得した自己株式について、同月中の消却、移転、その他の処分はなかったと報告した。9月30日時点の保有自己株式数は1316万155株で、発行済株式総数は17億3977万8265株。保有自己株式数には、単元未満株式の買取請求により取得した株式が含まれる。
取得期間は2027年3月31日までで、報告書によると、9月30日時点で金額上限の21.9%、株式数上限の9.2%を使った。報告書は、富士通が上限全額を使う意向かどうかには触れていない。
