特定技能1号の在留外国人は2026年7月末時点で43万2016人となり、1年前から8万9093人増えた。出入国在留管理庁の速報値による。政府が2026年1月23日に閣議決定した2029年3月までの受け入れ見込み数80万5700人の53.6%に当たる。関連記事:外食業が外国人の受け入れ上限に迫る一方、自動車運送業と鉄道はほとんど手つかず。
増加の中心となった分野
増加数が最も大きかったのは介護で、1年で2万4402人増の8万1436人となり、見込み数12万6900人の64.2%に当たる。次いで飲食料品製造業が1万5567人増の10万1922人となり、見込み数13万3500人の76.3%に達した。外食業は1万2107人増え、在留者数は4万9290人と上限5万人の98.6%に達している。
工業製品製造業は見込み数が19万9500人と全分野で最も多いが、大規模分野の中では充足率が低い部類に入る。在留者数は6万3032人、充足率は31.6%で、1万768人増えた。農業は8891人増の4万4952人(61.3%)、建設は7937人増の5万2366人(68.9%)だった。
| 分野 | 上限 | 在留者数 | 充足率 | 年間増加数 |
|---|---|---|---|---|
| 介護 | 126,900 | 81,436 | 64.2% | 24,402 |
| 飲食料品製造業 | 133,500 | 101,922 | 76.3% | 15,567 |
| 外食業 | 50,000 | 49,290 | 98.6% | 12,107 |
| 工業製品製造業 | 199,500 | 63,032 | 31.6% | 10,768 |
| 建設 | 76,000 | 52,366 | 68.9% | 7,937 |
| 農業 | 73,300 | 44,952 | 61.3% | 8,891 |
| 自動車運送業 | 22,100 | 703 | 3.2% | 681 |
| 鉄道 | 2,900 | 73 | 2.5% | 52 |
| 物流倉庫 | 11,400 | - | - | - |
| 合計 | 805,700 | 432,016 | 53.6% | 89,093 |
ほとんど進んでいない分野
運送関連の分野は見込み数に遠く及ばない。自動車運送業の在留者数は703人で、見込み数2万2100人の3.2%にとどまり、増加数は681人だった。鉄道は73人で、見込み数2900人の2.5%、増加数は52人。宿泊は2771人で、見込み数1万4800人の18.7%だった。
見込み数1万1400人の物流倉庫と900人の資源循環は、資料の脚注によると2026年1月に受け入れ対象分野に追加された。いずれも在留者数の欄は数値ではなくハイフンになっている。林業は見込み数900人に対し在留者数19人、木材産業は4500人に対し99人。
留意点
数値は速報値とされている。資料には、ある分野が受け入れ見込み数に達した場合にどうなるかの記載がない。この点は、見込み数の98.6%にすでに達している外食業にとって最も重要になる。
