ディスコ(6146)の2027年3月期上期の個別売上高は2136億円となり、直近の業績予想2011億円に対する達成率は106.2%だった。10月6日付の速報開示で明らかにした。同社は7〜9月期の出荷額が1239億円と、単一四半期として過去最高になったことも公表した。
売上高と出荷額は別の指標
第2四半期の売上高は1185億円で、前年同期比38.9%増、第1四半期比24.7%増。第1四半期の売上高は950億円で、前年同期比26.0%増だったが、前四半期比では9.4%減だった。上期の売上高は前年同期比32.8%増。
出荷額の伸びはさらに大きい。7〜9月期は前年同期比60.0%増、4〜6月期比6.4%増だった。4〜6月期の出荷額は1165億円だった。上期の出荷額は2405億円で、41.1%増。
| 指標 | 第1四半期 | 第2四半期 | 上期 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 950億円(+26.0%) | 1185億円(+38.9%) | 2136億円(+32.8%) |
| 出荷額 | 1165億円(+25.3%) | 1239億円(+60.0%) | 2405億円(+41.1%) |
ディスコは両方を開示する理由を説明している。精密加工装置などの機械製品は顧客の検収時に売上を計上するため、売上高は市場の動きと乖離しやすい。このため、より市場との連動性が高いとする出荷額を参考情報として開示している。第2四半期は、出荷額1239億円が売上高1185億円を上回った。
ディスコの説明
ディスコは、四半期最高となった要因について、生成AI向けを中心に精密加工装置、精密加工ツールの出荷がともに高水準で推移したためと説明している。これは同社自身の説明である。開示では出荷額の顧客別や製品別の内訳は示されておらず、1社の数字だけで半導体市況全体の方向を判断することはできない。
速報値の位置づけ
数値は個別ベースで、監査前のものであり、10月6日時点で入手可能な情報に基づき作成した。ディスコによると、四半期ごとの速報開示は投資家にリアルタイムで情報を提供する目的で任意に行うもので、監査での指摘により実際の業績が速報値と異なる可能性がある。同社は第2四半期の決算を10月22日に発表する予定。
