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第2026-09-29号|2026年9月29日

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政府、食品減税の準備に1118億7000万円を確保

閣議は食品減税の準備で予備費1118億7000万円の支出を決め、カカクコムのTOB提案者は買い付け価格を1円引き上げ、神戸物産は600億円の転換社債と400億円の自社株買いを組み合わせた。

マーケット

市場概況

9月29日付ブリーフより2026年9月29日(JST)時点
日経平均株価65,481.27-0.6%
TOPIX4,041.13-1.72%
JPXプライム150指数1,696.59-1.47%
ドル/円157.38+0.1%
10年物国債利回り3.082%+1.1 bps

東京株式は軟調だった。10年物国債利回りは小幅に上昇した。

出所:日経、JPX、日銀、財務省(数値のみ、論評なし)

2026年9月18日終了週の東証プライム投資部門別売買動向

買い越し(+)/売り越し(−)

投資部門週末日
外国人の売買差額−¥672.0bn
個人の売買差額−¥274.9bn
信託銀行の売買差額−¥288.5bn

日本取引所グループ、投資部門別売買代金(東証プライム)

主要記事

食品減税に予算措置

食料品の棚の脇で、資金のブロックが3つの流れに分かれ、小規模事業者向けの窓口、チラシの束、相談窓口へ向かうイラスト

政府、食品減税と勤労者給付の準備に予備費1118億7000万円

政府は9月29日の閣議で、今年度一般会計予備費から1118億7000万円の支出を承認した。飲食料品の消費税率の時限的引き下げと、勤労者の負担軽減を支援する給付制度の2施策の準備に充てる。最大の計上額は経済産業省の781億1000万円で、大半は中小企業を支援する機関に充てられる。 - 経産省分の内訳:753億9000万円は、消費税減税対策事業のための中小企業支援機関への運営費交付金。残る27億2000万円は中小企業庁の政策予算で、21億2000万円が小規模事業者向け広報の委託費、6億円が経営相談支援の補助金となる。 - 決定のその他の内容:内閣府、デジタル庁、財務省にも計上し、大半は勤労者向け給付制度に充てる。内閣府には両施策の広報向けに9億8440万円がある。 -

なぜ重要か: 資金は実施のためのものだ。税率は決めておらず、両文書とも税率、開始時期、減税期間を明記していない。 -

注目点: 予備費の予算額は1兆5100億円。過去の支出は計6845億円で、今回の支出後の残高は7171億4000万円となる。資料は、中小企業支援機関の事業と相談業務の日程を示していない。

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注目記事

マクロ・規制

コンテナの山と自動車の組立ラインの隣に、貨物用はかりの上で高さの異なる棒グラフ2本を配し、貿易と生産に関する判断の変更を表したイラスト

内閣府、景気判断は維持も貿易・生産の表現を変更

内閣府は9月29日付の月例経済報告で、総括判断を据え置いた。景気は緩やかに回復しており、中東情勢と自然災害に注意が必要とした。下位の3項目は変わった。貿易・サービス収支は赤字とし、8月はおおむね均衡としていた。生産は横ばいから全体として持ち直しに変わった。公共投資は、堅調を意味する表現から底堅いを意味する別の表現に改めた。 - 貿易の中身:報告書の貿易の内訳は見出しほど厳しくない。7月の貿易赤字は、輸出額が輸入額より速く増えたため縮小した。7月の鉱工業生産は前月比0.2%低下し、在庫は0.5%増えた。 - 変わらなかった点:設備投資は持ち直しのままで、ソフトウェアを含む4~6月期の設備投資は前期比1.5%増。報告書は、日銀が9月18日に無担保コール翌日物金利を1.25%程度に据え置くと決めたことを、新たな決定ではなく日付つきの出来事として記載している。 - 報告書中の市場動向:円相場は8月28日から9月25日にかけて1ドル=153~160円、10年物国債利回りは2.8~3.0%で推移した。 -

注目点: 報告書が引用するメーカー調査は、生産が8月に6.4%増、9月に4.2%減となると見込む。報告書は、中東情勢と2026年熊本地震による下振れリスクを指摘している。

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産業機械の部品と支払手形、帳簿の帯を並べ、中小の製造下請事業者への支払遅延を表したイラスト

公取委、都内メーカーに下請46社への遅延代金の支払いを勧告

公正取引委員会は29日、東京都に本社を置くエアブラスト装置メーカーに対し、中小の下請事業者46社へ未払い分を支払うよう勧告した。同委は、同社が支払いを遅らせたと認定した。多くは、支払期日までに全額を現金化できない電子記録債権を交付する方法だった。遅延した代金は計7497万円で、同社は2026年8月までにこのうち6493万円を支払った。 - 同社がすべきこと:公取委が確認した残額を支払い、年14.6%の遅延利息を加えるほか、下請事業者が代金受領のために負担した手数料があれば補填する。また、受領から60日以内の支払いを確約する取締役会決議を行い、調達担当者に法令の研修を実施する必要がある。 -

なぜ重要か: 公取委によると、2026年1月1日に施行された改正法は、手形払いと、支払期日までに全額と交換できない電子記録債権による支払いを禁じている。46社のうち20社は、従業員300人以下という新たな人数基準によってのみ保護対象となった。 -

注目点: 公取委のリーフレットによると、2027年4月1日から、同法の適用範囲外の製造類型の取引についても、受領から60日以内に支払期日を定める必要がある。

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政府、大阪の実習監理協同組合の許可取り消し 虚偽監査報告で

法務省と厚生労働省は、大阪の協同組合の技能実習生の監理許可を、虚偽の監査報告を理由に取り消した。出入国在留管理庁と厚労省は2026年9月29日、実習実施者16社の実習計画の認定も取り消した。

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注目記事

M&A・資本政策

1本の円資金の流れが、消却される株券の束と機内食のカートに分かれ、背景にしきい値を示す線が引かれたイラスト

神戸物産、機内食買収へ転換社債600億円と自社株買い400億円

神戸物産は29日の取締役会で、2033年満期のゼロクーポン転換社債600億円の発行と、上限400億円の自社株買いの実施を決議した。自社株買いの規模は同社として過去最大という。社債の調達資金のうち約300億円は、アジア太平洋と北米の機内食会社15社の株式取得に関連する費用に充てる。同社はこれらの株式をすでに、神戸物産が75%を出資するMEAL HUBを通じて取得したとしている。約300億円は自社株買いに充て、自己資金約100億円を加える。 - 初日の買い付け:9月30日午前8時45分の立会外の買い付け注文は、29日終値の2969円で1347万2500株、総額約400億円。同社は、社債を買う海外投資家の一部がヘッジとして同社株を空売りすると見込んでおり、今回の買い付けでその売りを吸収できるとしている。 -

注意点: 転換価額は未定で、決まるまで潜在的な希薄化の規模は公表しない。株価が四半期末までの20営業日の各日に転換価額の150%(2032年7月1日以降は130%)を上回って終わった場合にのみ、保有者は転換できる。例外もある。 - 付記:J-Link Limitedは社債の一部を購入する可能性があり、その場合の潜在的な議決権は最大9.18%に達し得ると述べた。同社は議決権を行使せず、議決にも加わらないとしている。神戸物産はこの取引に関与していないとした。次に確定している日程は、9月30日の自社株買いの結果と、10月15日の払込日。

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積み上げた価格の棒とそのしきい値を示す線、カレンダーの帯を配し、競合する公開買い付け価格と期限を表した抽象的な図

カカクコム買収提案者、価格を1円上積みしTOB期間を10月14日まで延長

Kamgras 1はカカクコム株の公開買い付け価格を3680円から3681円へ1円引き上げ、買い付け期間を10営業日延長して10月14日までとした。決済開始日は10月6日から10月21日に変わった。Kamgras 1は成立の可能性を高めるための変更だとし、9月29日時点でカカクコムの株価は買い付け価格を上回って推移していたとしている。通知は具体的な価格の数値を挙げていない。 - 競合:Kamgras 1によると、BCPE Blitz Cayman, L.P.は9月16日、1株3597円での対抗TOBの予定を発表し、開始日は9月中旬から未定に変更された。Kamgras 1は、自社の買い付けが続く間は競合の価格では成立し得ないと主張する。カカクコムが競合を支持できるのは、Kamgras 1の価格以上の場合に限られるためという。これらはKamgras 1の主張で、当局の認定ではない。 - KDDIの壁:競合の条件付き3720円は、KDDIとの不応募契約に左右される。Kamgras 1は、自社とKDDIとの合意では、競合の価格が自社の価格を2%以上上回る場合にのみKDDIが競合に応募でき、今回の変更後の基準は3755円だとしている。 -

注目点: Oasisは8月18日、3640円を下回る提案には賛同しないと表明した。Kamgras 1は9月10日以降、Oasisと複数回協議したが、何も決まっていないとしている。買い付けは、再延長がなければ10月14日に終了する。

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カナデビアと日鉄エンジニアリング、統合協議終了 新計画は2027年へ

カナデビアと日鉄エンジニアリングは29日の取締役会で、2026年2月5日に締結した統合協議に関する基本覚書を合意により解約し、統合に関する協議をすべて終了することをそれぞれ決議した。共同の通知によると、両社は統合条件で合意するのは難しいと判断した。どの条件が問題だったかは示していない。カナデビアと、日鉄エンジニアリングの親会社の日本製鉄は、解約が連結業績に与える影響はないとしている。 - 計画の遅れ:カナデビアはこの検討のため、新たな中期経営計画の公表を見送っていた。次期計画は2027年春ごろに公表する見通しで、それまでは前計画のForward 25の基本方針を継続する。 -

注目の数字: 同社によると、カナデビアの2026年6月末の受注残高は約2兆5000億円で、今年の予想売上高の約4倍。同社は、協議の終了を理由に2月5日付の臨時報告書も取り下げた。 -

注目点: 2027年春の計画が、次の戦略の更新となる。

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注目記事

ガバナンスと電気料金

金めっき用のドラムと銅スクラップの容器が税関検査レーンの脇に並び、売上台帳から現金が戻る流れを線で示したイラスト

IRISO電子工業の第三者委、裁判官への支払いは立証できず 税関への現金は確認

IRISO電子工業の第三者委員会は、海外での労働紛争で現地弁護士に支払われた資金が裁判官に渡ったと断定することはできないが、状況からその可能性はあるとしている。コネクターメーカーの同社は29日、一部を黒塗りした報告書を公表した。海外子会社は2021年3月、高裁判決に先立ち同弁護士に約2700万円、2025年8月には同じ紛争の最高裁判決に絡んで約5000万円を支払った。委員会は、資金が裁判官に届いたことを示す直接の証拠は見つけていない。 - 確認された事実:別の海外子会社で、税関職員への不適切な現金支払いが長期にわたり続いていたことを委員会は確認した。2012年4月から2026年3月までの概算は約1億2350万円で、実際はこれより少ない、または多い可能性があると注意している。 - 会計:連結財務諸表は、期末決算が未了だった子会社の数値を使って作成された。子会社2社は、4月以降に出荷した商品の売上を2023年3月の売上として計上した。委員会は、その他の誤りが利益を操作するため意図的に行われたことを示すものは見つけていない。 -

注目点: 同社は30日に、2026年3月期決算と過去の決算短信の訂正を発表する予定で、30日は有価証券報告書の延長後の提出期限でもある。再発防止策は後日公表する。

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架空送電線と家庭用電力量計、産業用変電所の脇にある、小幅な上昇を示す階段状の棒グラフ

関西電力、11月の値上げ幅を提示 低圧モデル料金は4.3~6.9%上昇

関西電力は29日、11月1日から電気料金を改定することを決め、規制料金の小売供給条件の変更届出を経済産業相に提出した。改定は託送料金の変更を反映したもの。低圧の家庭・小規模需要家のモデル月額料金は、消費税を含み、燃料費調整額と再生可能エネルギー発電促進賦課金を除いて4.3~6.9%上がる。月260kWhを使うモデルの規制料金の従量電灯Aは6175円から6582円へ、6.6%上昇する。 - 大口需要家:現行の標準メニューで月23万kWhを使う契約820kWの高圧モデル需要家は、約549万円から約561万円へ2.3%上昇する。100kWの需要家は2.9%、特別高圧の例は0.5%上昇する。 -

注意点: これらは契約規模と使用量を定めたモデル料金である。東京エリアの低圧部門の料金は今回の通知に含まれず、関西電力は別途発表するとしている。 - その他の条件:2027年4月1日から自由化部門で、銀行口座やクレジットカードによる支払いができず、関西電力が払込用紙を発行した場合に限り、請求書発行手数料を翌月分の料金とあわせて請求できる。

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ニュース短信

ニュース短信

  • Oasis、インフォマート株の保有を21.36%に引き上げ 3カ月内に追加取得の意向

    Oasis Managementのインフォマートへの保有比率は21.36%となった。Oasisは、価格次第で9月17日から3カ月以内に保有比率を5%超引き上げる計画とし、上場廃止や過半数の取得も提起する可能性のある事項に挙げた。

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  • 太陽誘電とTDK、MLCCとインダクターの共同開発検討で基本合意

    太陽誘電とTDKは、AI機器向けMLCCとインダクターの共同開発を検討する基本合意書を結んだ。製造、調達、経済産業省への申請の可能性、資本提携の有無は今後協議する。

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  • JX金属とTronox、レアアース精錬事業で3200万ドルの調査を計画

    JX金属とTronoxは、年産最大約1万トンのレアアース精錬事業がオーストラリア、米国などで成り立つかを調べる3200万ドルの調査を、折半で負担する計画。2027年中の完了を目指す。

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  • 経産省、中部電力に浜岡廃炉の記録の再報告を命令

    中部電力は、浜岡原発1、2号機の廃炉作業の一部で、実績が誤って報告・請求された可能性があると説明した。経産省は想定をやや上回る件数を確認し、9月25日に報告命令を再度出した。経産相は最も厳正に対処すると述べた。

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  • アクセルスペースのGRUS-3、7機中4機で高速ダウンリンクに不具合

    アクセルスペースホールディングスは、7月に打ち上げたGRUS-3の7機のうち4機について、画像の高速ダウンリンクの復旧と商用利用の開始は難しいと判断したと発表した。固定資産の減損損失が生じる可能性があるが、金額は算定していない。

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  • IHI、独エンジニアリング子会社をMutares子会社に売却 140億円の費用見込み

    IHIは10月中旬、Steinmüller Engineeringの全株式をMutaresの子会社に売却する。連結でその他の費用約140億円、個別で170億円の損失を見込む。売却価格は非開示で、通期予想は据え置いた。

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  • 四国電力、11月から託送料金の上昇を家庭向けに転嫁

    四国電力は、託送料金の引き上げを転嫁するため、11月1日からすべての低圧プランを値上げする。モデル家庭の月額料金は478~777円上がる。収益への影響は、送配電事業の年間239億円の増益に連動すると見込む。

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  • OKI、668人が早期退職に応募 100億円の費用を計上

    沖電気工業は、グループ従業員668人がセカンドキャリア支援制度に応募したことを受け、特別退職金約100億円を見込む。第2四半期に計上し、通期の連結業績予想は据え置いた。

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  • アーレスティ、売上高予想1808億円に上方修正 営業利益は3億円に下方修正

    アーレスティは、通期の売上高予想を1808億円に上方修正し、営業利益予想を3億円に下方修正した。純利益は、アジアと北米のダイカスト事業の資産価値の検討が終わるまで未定とした。

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