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短観:製造業は改善、12月は低下見込み
製造業の景況感は改善したが12月は低下を見込み、日銀の意見は物価の2%到達を巡って割れ、ソフトバンクグループはOpenAIに最後の100億ドルを送金した。明るい材料にも留保が付く。
マーケット
市場概況
東京株式市場は上昇し、10年物国債利回りは小幅に低下した。
出所:日経、JPX、日銀、財務省(数値のみ、論評なし)
2026年9月25日終了週の東証プライム投資部門別売買動向
| 投資部門 | 週末日 |
|---|---|
| 外国人の売買差額 | −¥73.1bn |
| 個人の売買差額 | −¥27.0bn |
| 信託銀行の売買差額 | −¥365.4bn |
日本取引所グループ、投資部門別週間売買代金(東証プライム)
主要記事
短観の日:製造業は上昇、12月は低下

短観で製造業が改善、企業は12月に軟化を予想
。日銀の9月短観で、大企業製造業の指数は24と2ポイント上昇し、6月に企業が予想した17を大きく上回った。全規模全産業では18から21に上昇し、6月の予想は11だったが、企業は12月を15と見込む。
変更点: 改善は製造業に集中した。中堅製造業は6ポイント上昇の23、中小製造業は5ポイント上昇の14となった。大企業非製造業は2ポイント低下の35、中堅非製造業は2ポイント低下の24、中小非製造業は15で横ばいだった。調査対象は9104社で、回答率は99.4%。
なぜ重要か: 企業は人手の逼迫と資金調達コストの上昇を報告している。雇用人員判断指数は全企業で6月の-37から-38となり、中小企業は-39から-42となった。借入金利の指数は61から68に上昇し、企業は12月を71と見込む。日銀の概要は、借入金利上昇の理由を説明していない。
注目点: 12月の見通し欄では、大企業製造業が21、大企業非製造業が30を見込む。両業種の中堅企業は5ポイントの低下を見込む。大企業は今年度の設備投資を11.3%増とする計画で、全産業の中小企業は4.7%減とする計画だ。
注目記事
政策・規制

日銀の意見、基調的インフレの2%到達で割れる
日銀が公表した9月会合の意見は、基調的なインフレ率がおおむね2%に達したかどうかで分かれ、利上げを促す意見と据え置きを求める意見がある。要旨は、誰がどちらを主張したかを示していない。

金融庁が4件目の決済実証、貿易書類とメガバンクのステーブルコインを連携
9月29日に採択された実証は、電子貿易書類を3メガバンクが共同発行を計画する円建てステーブルコインと結び付けるもの。2027年初めのフォーラム第2回会合でロードマップが示される予定だ。
金融庁、グループ内再保険会社の免許要件を緩和する案、税優遇は想定せず
金融庁は、自社グループのみを保険する会社向けに免許と最低資本金を調整したい考えだが、追加の税制優遇は想定していない。元受けキャプティブは後の検討に回す。
監査基準改訂案、継続企業の評価を承認後1年先まで
企業会計審議会に示された監査基準の改訂案は、財務諸表の公表承認後少なくとも1年間について、監査人に継続企業の前提を評価させるもので、2028年3月期から適用する。
注目記事
M&Aと財務

ニデックの決算訂正で純資産4769億円減、過去の株主還元が分配可能額超え
2025年3月期までの5年間に及ぶニデックの決算訂正で、純資産が4769億円減り、配当と自社株買いが分配可能額を上回った。経営陣は監査意見を得るため、残る課題を10月中に解消する方針だ。

ソフトバンクグループ、OpenAIに最終100億ドル送金 持ち分約13%に
ソフトバンクグループは10月1日、300億ドルのOpenAI追加出資の最後の100億ドルを、優先債の調達資金で払い込んだ。累計投資額は646億ドル、持ち分は約13%となり、未使用のブリッジローン枠100億ドルも取り消した。
楽天銀行が楽天カードを完全子会社化、楽天グループの議決権は49.95%
楽天銀行は10月1日、楽天カードと証券持ち株会社の株式100%を取得した。対価はA種株式で、楽天グループの議決権比率は49.95%、みずほ銀行は10.52%となる。楽天グループは230億円の税負担を見込む。
オアシス、芝浦機械株を10.14%に引き上げ、追加取得の意向
オアシス・マネジメントは、持ち株比率を9.02%から10.14%に引き上げ、重大なガバナンス上の欠陥を指摘した。そのうえで、価格を条件に、9月24日から3カ月以内に芝浦機械株の保有を5%超積み増す計画だとしている。
ニュース短信
短信
9月28日までの1カ月、円の為替介入なし
続きを読む財務省は8月27日から9月28日の間、為替介入の実績をゼロと計上した。片山氏が追加介入を明言した後のことで、直近の介入は4月と5月の3回、計11兆7300億円だった。
ニデック、ニデックコンポーネンツをカーライル系に1030億円で売却
続きを読むニデックはニデックコンポーネンツの全株式を、カーライル系の買収会社に1030億円で譲渡する契約を結んだ。譲渡は2026年12月1日の予定で、連結業績への影響は精査中。
JR西日本が関西みらい銀行の20%を900億円で取得、銀行サービスは許可が条件
続きを読むJR西日本は、りそなに900億円を支払って関西みらい銀行の20.0%を保有した。同行はりそなの子会社にとどまる。2027年春ごろを目標とする銀行サービスは、銀行代理業の許可が条件だ。
パン・パシフィック、日本トイザらスの店舗・ネット事業引き継ぎで契約、裁判所の許可待ち
続きを読むパン・パシフィック・インターナショナルホールディングスは、玩具小売会社の日本事業についてスポンサー契約を結んだ。裁判所の許可が得られれば10月30日に実行する予定で、残したい店舗については賃貸人の同意がなお必要だ。
観光庁、九州のホテルに地震割引分の価格上乗せ警告
続きを読む観光庁は都道府県に対し、割引分を価格に織り込む九州の事業者への対応を求めた。制度からの除外も含まれる。制度は10月1日からの宿泊が対象。
Synspective、ロケット・ラボとElectron20機の打ち上げ契約、同社最大
続きを読む衛星企業は、2028〜2031年にElectronロケット20機の専用打ち上げ契約を結んだ。12月期の業績予想に変更はないとしている。
ALSOK、カーライル系の事業体経由で合併後のNDC議決権51.2%保有へ
続きを読むALSOKは、カーライルが支援する事業体を通じた合併の実施を決めた。存続会社の議決権比率は28.0%から51.2%に上昇し、合併は2027年1月1日の効力発生を予定する。
トクヤマ、国内セメント販売事業を太平洋セメントに370億円で譲渡
続きを読むトクヤマは国内セメント販売事業の売却により、特別利益305億円と、別途120億円の減損損失を見込む。通期予想が変わるかどうかは検討中。