財務省が2026年8月27日から9月28日の間に実施した為替介入の額は、ちょうど0円だった。9月30日付の月次の介入実績報告は、同期間の合計をゼロとしている。このゼロは、Tokyo Briefの9月18日付の、片山氏が円相場への追加介入を明言したことに関する報道に続くものだ。月次報告には為替レートも、合計がゼロである理由の説明もない。
直近の介入は春
財務省の過去の実績データによると、直近の介入は2026年4月30日、5月4日、5月6日の3回だった。いずれの日もドルを売って円を買った。2026年4〜6月期の合計は、財務省自身の四半期集計で11兆7300億円。財務省は、日次の数値は端数処理されているため、合計と正確には一致しない場合があるとしている。
| 日付 | 金額 | 売買方向 |
|---|---|---|
| 2026年4月30日 | ¥6.28tn | 米ドル売り・円買い |
| 2026年5月4日 | ¥780.2bn | 米ドル売り・円買い |
| 2026年5月6日 | ¥4.68tn | 米ドル売り・円買い |
| 2026年4〜6月期合計 | ¥11.73tn | 米ドル売り・円買い |
2026年3月に終了した四半期の実績には介入の記載がなく、2024年10月から2026年3月までの各四半期もすべてゼロだ。2024年7〜9月期には7月11日と12日の介入分として5兆5300億円、2024年4〜6月期には9兆7900億円が計上されている。
ゼロが示すことと示さないこと
月次報告は8月27日から9月28日までを対象とし、この間に介入がなかったと記録している。財務省の意図については何も述べておらず、一連のデータにも個々の介入の理由は示されていない。介入は財務省が自らの判断で実施し、事後に報告するものだ。介入のない月が示すのは、その期間に財務省が動かなかったということだけだ。
5月6日以降の空白は、過去の実績データで確認できる事実だ。9月の集計は、片山氏の明言に続く期間について初めて示された公式な確認となる。
