ALSOK(2331)は10月1日、東京の防災会社、日本ドライケミカル(NDC)を連結子会社とする吸収合併の実施を決めた。存続会社となるTCG2511に対する議決権比率は28.0%から51.2%に上昇する見込みだ。
取引の仕組み。特別目的買収会社のTCG2511は、CJP V HC Holdings XI, L.P.が72%、ALSOKが28%を出資しており、NDCを吸収合併する。TCG2511はすでにNDC株の75%を保有し、ALSOKが25%を保有している。ALSOKは、2016年からの提携先であるNDCとの資本関係をより強める必要があると判断したと説明した。2026年5月13日に初めて開示したカーライルとの公開買付けを通じ、支配権の取得を進めている。
合併の効力発生時に、TCG2511はNDCの商号に変更される予定だ。同日付で単独株式移転により持株会社が新設され、ALSOKは同持株会社を通じて、商号変更後の同社を間接的に保有する見込みだ。
時期と株式数。合併契約は10月1日に締結する予定で、合併は2027年1月1日に効力が生じる予定だ。ALSOKは同数の議決権を持つ33万3397株を取得し、保有株は19万6234株から52万9631株に増える。開示資料は、取得の対価としてNDC普通株1株を挙げている。この株数は、2026年9月16日に効力が生じた、440万株を1株に併合する株式併合後のものだ。
支配対象。NDCの2026年3月期の連結売上高は605億円、営業利益は79億9000万円、親会社株主に帰属する純利益は50億8000万円で、1株当たり配当金は90円だった。ALSOKは公開買付けのため、TCG2511と上限490億円の貸付契約を結んでいる。これは貸付の上限額であり、開示された買付価格ではない。
ALSOKは、連結業績と財政状態への影響を現在精査中としている。
