本文へ移動

金融プロフェッショナル向けに、日本の市場・ビジネス情報を平日夕方に配信。

無料登録
Tokyo BriefTokyo Brief 日本語版日本のビジネスニュースを、夕方に総まとめ。

記事

ALSOK、カーライル出資会社経由で合併後NDCの議決権51.2%を保有へ

ALSOKがカーライル出資の会社を通じた合併の実施を決定、存続会社の議決権比率は28.0%から51.2%に上昇へ、効力発生は2027年1月1日の予定

執筆:Tokyo Brief Desk2026年10月1日2分で読めるALSOK2331
消火器の列と巻かれたホースの横で、所有権を表す抽象的なブロックが合併する様子

ALSOK(2331)は10月1日、東京の防災会社、日本ドライケミカル(NDC)を連結子会社とする吸収合併の実施を決めた。存続会社となるTCG2511に対する議決権比率は28.0%から51.2%に上昇する見込みだ。

取引の仕組み。特別目的買収会社のTCG2511は、CJP V HC Holdings XI, L.P.が72%、ALSOKが28%を出資しており、NDCを吸収合併する。TCG2511はすでにNDC株の75%を保有し、ALSOKが25%を保有している。ALSOKは、2016年からの提携先であるNDCとの資本関係をより強める必要があると判断したと説明した。2026年5月13日に初めて開示したカーライルとの公開買付けを通じ、支配権の取得を進めている。

合併の効力発生時に、TCG2511はNDCの商号に変更される予定だ。同日付で単独株式移転により持株会社が新設され、ALSOKは同持株会社を通じて、商号変更後の同社を間接的に保有する見込みだ。

時期と株式数。合併契約は10月1日に締結する予定で、合併は2027年1月1日に効力が生じる予定だ。ALSOKは同数の議決権を持つ33万3397株を取得し、保有株は19万6234株から52万9631株に増える。開示資料は、取得の対価としてNDC普通株1株を挙げている。この株数は、2026年9月16日に効力が生じた、440万株を1株に併合する株式併合後のものだ。

支配対象。NDCの2026年3月期の連結売上高は605億円、営業利益は79億9000万円、親会社株主に帰属する純利益は50億8000万円で、1株当たり配当金は90円だった。ALSOKは公開買付けのため、TCG2511と上限490億円の貸付契約を結んでいる。これは貸付の上限額であり、開示された買付価格ではない。

ALSOKは、連結業績と財政状態への影響を現在精査中としている。