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フィデアホールディングス傘下2行が合併契約、27年1月1日発足へ

フィデアホールディングス傘下の荘内銀行と北都銀行が9月30日に合併契約を締結。2027年1月1日に「フィデア銀行」として発足する予定で、関係当局の許認可が前提。業績予想への影響はないとしている

執筆:Tokyo Brief Desk2026年9月30日2分で読めるフィデアホールディングス8713
承認の関門を通り、1つの銀行窓口に合流する2山の銀行台帳。地方銀行の合併を表現したイメージ

フィデアホールディングス(8713)は9月30日、完全子会社の荘内銀行と北都銀行が2026年9月30日に合併契約を締結したと発表した。2024年11月8日に公表した計画が、拘束力のある契約となった。合併後の銀行は2027年1月1日に発足する予定だが、日程は関係当局の許認可の取得が前提となる。

合併の方式

山形県の荘内銀行が存続会社となり、秋田県の北都銀行を吸収する。同社は吸収合併方式としており、資産、負債、権利義務のすべてを存続会社が承継する。合併当事会社の株主総会による承認も9月30日付。フィデアは両行の発行済株式をすべて保有するため、対価として株式や金銭は交付しない。統合後の銀行は株式会社フィデア銀行(英文名The FIDEA Bank, Ltd.)に商号を変更し、本店は山形市に置く。資本金は85億円、決算期は3月31日。

規模と収益力に差がある両行

下表は2026年3月期の単体ベースの業績。総資産と預金等残高は北都銀行がやや多いが、利益は荘内銀行が大きく上回った。

両行の2026年3月期業績(単体)
出所:フィデアホールディングスの2026年9月30日付開示。数値は同社の記載どおり
項目荘内銀行(存続会社)北都銀行(消滅会社)
総資産¥1.445tn¥1.474tn
預金等残高¥1.317tn¥1.361tn
貸出金残高¥1.003tn¥982.9bn
経常利益¥3.98bn¥714mn
当期純利益¥2.96bn¥512mn
従業員数500486

実行の条件

合併は関係当局の許認可が得られることが前提となる。合併手続きやシステム統合の準備を進める中で、合併の実行に支障をきたす重大な事由が生じた場合などには、両行が協議のうえ、日程、手続き、条件などを変更する場合がある。フィデアは、今回の合併が2027年3月期の業績予想に影響しないとしている。

同社によると、新銀行は山形、秋田両県にまたがる広域地方銀行として、地域の事業者支援や、再生可能エネルギー、観光などの地域創生施策の支援に取り組む。発表には統合にかかる費用の数字は示されていない。