エージェントIGホールディングスは、連結子会社のエージェント・インシュアランス・グループが2026年9月30日、アドバンスクリエイトが保有する損害保険契約と生命保険契約の一部の取得を完了したと発表した。最終契約の締結を決議した取締役会を受け、同日付の適時開示で完了を明らかにした。
取得した資産
取得対象は顧客契約上の地位と、これに付随する顧客情報。開示では2区分を挙げ、損害保険契約が4万4680件、生命保険契約が15万3665件と、いずれも最終契約における取得対象候補の契約件数として記載した。いずれもアドバンスクリエイトが保有する契約の一部にとどまる。
2区分の件数は開示上、別々の項目として示された。エージェントIGは合計件数を示しておらず、いずれの区分についても保険料や手数料の額を明らかにしていない。
取得価額と手数料収入
取得価額は両区分とも非公表。エージェントIGは相手先に対する守秘義務を理由に挙げ、同グループや他社の過去の取引事例を参考に、価格が適正であることを確認したとしている。
同グループが得るのは、アドバンスクリエイトの既契約者基盤の一部と、これらの契約から継続して生じる代理店手数料収入の一部。開示はこの収入の金額を示しておらず、水準を保証するものでもない。
取得後の計画
エージェントIGは、エージェント・インシュアランス・グループの基幹システム「A-System」と保険代理店支援プラットフォームを使い、フォローアップ体制を速やかに構築するとしている。取得した顧客への更新手続きの案内や保険内容の見直し提案が対象となる。契約継続率の向上とクロスセル機会の創出を図り、中長期的にグループの収益基盤の強化に寄与すると見込む。これらは経営側の狙いと見通しであり、実績ではない。
同社は、今回の取得が2026年12月期の業績に与える影響を踏まえ、同日付で同期の通期連結業績予想の修正も公表したとした。開示には修正後の数値は記載されていない。
今回の取得は、2026年8月31日に公表した基本合意書の締結と、同年9月29日に最終契約の締結日を決定したとの通知を経たもの。相手先の概要は8月31日付の開示に記載されている。
