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NTTデータ、ミンカブ株取得へ 取締役指名権と承諾権も

NTTデータがミンカブ株239万2900株を1株900円で取得する契約を結び、保有割合は16.38%となる。取締役1人の指名権と、希薄化を伴う発行や競合先との提携への承諾権を得る。受け渡しは12月15日の予定。

株式の塊が株主間を移動し、承諾ゲートの横に引き出された1脚の取締役席へ向かう様子を描いた抽象的なイラスト

NTTデータは、ミンカブ・ジ・インフォノイド(4436)の株式239万2900株を1株900円で市場外取得することで合意した。9月29日に提出された大量保有報告書で明らかになった。報告書によると、保有株数の合計は251万7800株で、9月17日時点の発行済み株式1536万9700株に対する保有割合は16.38%となる。

売り手と受け渡し時期

株式売買契約の日付は9月17日。売り手は、個人株主1人(162万7400株)、SBIベンチャー投資促進税制投資事業有限責任組合(8万9700株)、FinTechビジネスイノベーション投資事業有限責任組合(64万6800株)、ほか個人株主2人(2万9000株)。受け渡しは2026年12月15日、または当事者間で別途合意する日を予定する。報告書は、株式売買契約を締結済みで、受け渡しはなお予定段階にあるとしている。

NTTデータは取得資金として22億4000万円を記載しており、全額が自己資金となっている。

提携契約でNTTデータが得る権利

報告書は保有目的をミンカブとの資本業務提携としている。同日に締結した資本業務提携契約で、NTTデータはミンカブの取締役1人を指名する権利を得た。

ミンカブは、次の3つのいずれかを行う場合にも、NTTデータの事前承諾が必要となる。希薄化を伴う株式の発行、NTTデータの主たる事業と競合する第三者との資本提携、そうした第三者との業務提携である。株式発行に関する承諾には例外が2つあり、153万6970株までの発行と、役職員のインセンティブを目的とする発行は対象外となる。競合先との提携に対する承諾権には、報告書上、例外の記載はない。

支配ではなく影響力

報告書には、NTTデータによる重要提案行為等の記載はない。記載があるのは取締役1人の指名権と承諾事項の一覧で、過半数を握る立場ではない。提出書類は、提携が事業面で何を対象とするかには触れていない。