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コクヨ取締役会、Thien Long買収子会社の280億円増資を承認 ベトナム認可が条件

コクヨ取締役会が、シンガポールの買収目的子会社に対する280億円の増資を承認した。Thien Longの株式取得資金に充てるが、実行はベトナム当局の認可が条件で、時期は未定

執筆:Tokyo Brief Desk2026年9月30日2分で読めるコクヨ7984
検問所の遮断機の手前で止まった文房具の箱とコインの列、その奥に置かれた封印済みの貨物コンテナ

コクヨ(7984)は2026年9月30日の取締役会で、買収目的で設立した100%子会社のシンガポール法人Synergy Investing ASIA Pte. Ltd.の増資を決議した。金額は280億円。ベトナム当局の認可を取得することを停止条件に実行する。

資金の使途

増資は、Thien Long Group CorporationとThien Long An Thinh Investment Corporationなどの株式取得に必要な資金を送金するためのもの。コクヨは2025年12月4日の取締役会で、この株式取得を決議していた。今回の臨時報告書は資金面の手続きのみを対象とする。増資はベトナム当局の認可が条件で、臨時報告書は増資の実行時期を示していない。

未定の項目

取締役会は金額を円建てで決議した。シンガポールドル建ての金額は送金日のレートで決まる。増資後の資本金は未定で、増資前は1シンガポールドルだった。発行株式数も未定で、取得価格の調整と払込時点の確定手続きによって変わるためだ。コクヨは増資の全額を引き受ける予定で、同社の議決権比率は100%のまま変わらない。

臨時報告書が必要だった理由

増資により同子会社の資本金はコクヨの資本金の10分の1以上となり、特定子会社に該当する。コクヨは金融商品取引法第24条の5第4項と、企業内容等の開示に関する内閣府令第19条第2項第3号に基づき、臨時報告書を提出した。異動の年月日もベトナム当局の認可を待つため未定としている。