国際協力銀行(JBIC)は、ベトナムの民間商業銀行Vietnam Prosperity Joint-Stock Commercial Bank(VPBank)と、最大2700万ドルの貸付契約を結んだ。このうちJBIC融資分は約1400万ドル。金額は上限で、発表資料が示しているのは限度額であり、実行済みの額ではない。
融資の出し手
今回の融資は、JBICが2024年10月にVPBankとの間で設定したクレジットラインに基づく個別貸付契約。三井住友銀行と常陽銀行との協調融資で実施する。JBICは民間金融機関の融資の一部に対する保証も提供する。発表資料は、融資の金利や期間、残額の両行間の配分を明らかにしていない。
資金使途
VPBankは資金を転貸し、ベトナム国家送電公社がホーチミン市で進める送電網整備事業に充てる。JBICは本件を、地球環境保全業務(通称GREEN)に位置づけている。
JBICは本融資を、2025年4月に改訂されたベトナムの第8次国家電源開発計画に関連づけている。同計画は、再生可能エネルギーをより多く接続できるよう、送電網の拡充・改修を目指すものだ。また、本融資は2025年3月に日本大使館、日本企業、JBIC、ベトナム商工省が合意した日越協力プロジェクト第1弾(計15件)の1つだとしている。
JBICはこのほか、アジア・ゼロエミッション共同体(AZEC)や、日本政府が2026年4月に立ち上げたアジア・エネルギー・資源供給力強靱化パートナーシップ(POWERR Asia)にも本件を関連づけている。
