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カミキリ防除に予備費32億3000万円を閣議決定 大半は環境省分

政府は6日、クビアカツヤカミキリの防除に今年度の一般会計予備費から32億3000万円を支出することを閣議決定した。うち27億円は環境省分で、予備費の残額は7089億円となる

執筆:Tokyo Brief Desk2026年10月7日2分で読める
虫の食害跡が無数に残る木の幹の断面と、不均等な2列に分かれた帳簿。薄い一片が引き出されている

政府は10月6日の閣議で、クビアカツヤカミキリの防除に一般会計予備費から32億3000万円を支出することを決めた。内訳は環境省が27億円、農林水産省が5億2760万円。

予備費は、予見しがたい需要に備えて政府が予算に計上しておく経費で、閣議決定により国会の新たな議決を経ずに使用できる。財務省の決定文書は、「クビアカツヤカミキリの防除に必要な経費」との同じ文言で、農林水産省所管と環境省所管の2項目に分けて支出を記載している。

配分と残額

決定文書によると、環境省の配分は27億円、農林水産省は5億2760万円で、合計は32億3000万円。今回の使用後の予備費の残高も記載している。

予備費使用の概要
出所:財務省「令和8年10月6日閣議決定」。金額は円表示で、原資料の千円単位から換算
項目金額
農林水産省:カミキリ防除5億2760万円
環境省:カミキリ防除27億円
今回使用額の合計32億3000万円
予備費予算額1兆5100億円
前回までの使用累計額8014億円
今回使用後の残額7089億円

予備費は年度で1兆5100億円を計上している。前回までの使用累計額は8014億円で、今回の使用後の残額は7089億円となる。これらの数字は決定文書に記載されている。

決定文書が記していないこと

決定文書が示すのは両省それぞれの合計額だけだ。資金をどの活動にどこで充てるのかは記載がなく、このタイミングで決めた理由も示していない。各省は今回の使用について予備費使用要求書をそれぞれ公表しており、財務省はそれらのページへのリンクを掲げている。

今回の支出額は、次の支出より小さい。Tokyo Briefが9月29日に報じた支出より小さく、今年度の予備費の使途に病害虫防除の項目が加わった。今後の予備費の使用決定で、残る7089億円のうちどれだけが使途として固まったかが分かる。