政府は10月6日の閣議で、クビアカツヤカミキリの防除に一般会計予備費から32億3000万円を支出することを決めた。内訳は環境省が27億円、農林水産省が5億2760万円。
予備費は、予見しがたい需要に備えて政府が予算に計上しておく経費で、閣議決定により国会の新たな議決を経ずに使用できる。財務省の決定文書は、「クビアカツヤカミキリの防除に必要な経費」との同じ文言で、農林水産省所管と環境省所管の2項目に分けて支出を記載している。
配分と残額
決定文書によると、環境省の配分は27億円、農林水産省は5億2760万円で、合計は32億3000万円。今回の使用後の予備費の残高も記載している。
| 項目 | 金額 |
|---|---|
| 農林水産省:カミキリ防除 | 5億2760万円 |
| 環境省:カミキリ防除 | 27億円 |
| 今回使用額の合計 | 32億3000万円 |
| 予備費予算額 | 1兆5100億円 |
| 前回までの使用累計額 | 8014億円 |
| 今回使用後の残額 | 7089億円 |
予備費は年度で1兆5100億円を計上している。前回までの使用累計額は8014億円で、今回の使用後の残額は7089億円となる。これらの数字は決定文書に記載されている。
決定文書が記していないこと
決定文書が示すのは両省それぞれの合計額だけだ。資金をどの活動にどこで充てるのかは記載がなく、このタイミングで決めた理由も示していない。各省は今回の使用について予備費使用要求書をそれぞれ公表しており、財務省はそれらのページへのリンクを掲げている。
今回の支出額は、次の支出より小さい。Tokyo Briefが9月29日に報じた支出より小さく、今年度の予備費の使途に病害虫防除の項目が加わった。今後の予備費の使用決定で、残る7089億円のうちどれだけが使途として固まったかが分かる。
