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池上通信機、中間決算発表を延期 サイバー攻撃で経理サーバー隔離

池上通信機は不正アクセスを受けて経理サーバーを隔離し、11月12日予定の中間決算発表を延期、システム全体の復旧には時間がかかるとして、新たな発表日は決まり次第公表するとしている

執筆:Tokyo Brief Desk2026年10月8日2分で読める池上通信機6771
ネットワークケーブルが外れたサーバーラックと経理サーバー、その横の白紙のカレンダーページ

池上通信機(6771)は、2026年11月12日に予定していた中間決算の発表を延期した。2026年9月30日に公表したサイバー攻撃により、決算作業と監査法人のレビュー手続きに遅れが生じたためとしている。通知は新たな発表日を示していない。

東証スタンダード上場の電機メーカーで、対象は2027年3月期の上期6カ月。10月8日付の通知で、第三者による不正アクセスを受け、主要な社内システムを停止せざるを得なかったと説明した。被害拡大を防ぐため、経理関連データを保存するサーバーもネットワークから隔離した。

この隔離措置が決算の遅れに直結している。同社はサーバーとネットワークの復旧作業を進めているが、システム全体の復旧には「一定の時間」を要する見込みとし、これを延期の理由に挙げた。

新たな発表日は決まり次第、速やかに公表する。日程はシステム全体の復旧作業の進捗によるとしている。通知は復旧の目標時期を示していない。

業績への影響については、今回の被害が業績に与える影響を精査したうえで、開示すべき事項が生じれば速やかに開示するとした。通知は損失の見積もりを示しておらず、影響を受けたデータが何かも明らかにしていない。株主をはじめ関係者に迷惑をかけることをおわびした。

Tokyo Briefは先にこの問題を次の記事で報じた:池上通信機、同社保有とみられるデータが攻撃者のリークサイト上にあると説明。今回の通知で、中間決算の発表日が延期され代わりの日程もないという、決算報告への具体的な影響が加わった。