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ダイセキ中間期最高益、再資源化補助金29億2000万円は30年2月期計上

ダイセキの中間純利益は23.1%増の58億500万円と過去最高。通期予想は据え置き。静岡のプラスチックリサイクル向け補助金29億1800万円は2030年2月期に計上へ

執筆:Tokyo Brief Desk2026年10月5日2分で読めるダイセキ9793
リサイクル工場のコンベヤーライン脇に積まれた選別済みプラスチックの梱包と、手前に置かれた帳簿

名古屋市に本社を置く産業廃棄物処理・リサイクルのダイセキ(9793)が発表した2026年8月中間期の連結決算は、親会社株主に帰属する中間純利益が23.1%増の58億500万円となり、過去最高を更新した。中間決算短信によると、売上高は3.8%増の374億9000万円、営業利益は12.0%増の83億4500万円だった。

補助金の会計処理

決算短信の重要な後発事象の注記は、補助金について詳しく記している。この補助金はすでにTokyo Briefが9月に報じた補助金について詳しく記している。連結子会社が、経済産業省の「中堅・中小・スタートアップ企業の賃上げに向けた省力化等の大規模成長投資補助金」の5次公募に採択された。対象は静岡市でのプラスチック資源再商品化事業で、交付額は29億1800万円。

注記によると、補助金の額は補助事業の完了後の審査などの結果により変動する可能性がある。ダイセキは2030年2月期に国庫補助金等による圧縮記帳処理を行い、補助金受取による特別利益と圧縮記帳による特別損失を計上する予定だ。今中間期の業績には計上がなく、注記には事業費や工事日程の記載もない。

事業の状況

主力の産業廃棄物処理事業は売上高、利益とも過去最高だったが、計画はわずかに下回った。ダイセキは、原材料費や販管費が上昇したものの、リサイクル燃料の原料となる廃液を積極的に獲得したことが増益要因と説明している。土壌汚染処理関連事業は、関東地区と中部地区の大型工場案件により計画を上回った。鉛リサイクル事業は今期から実施できた価格改定の効果もあり、計画を上回った。大型タンク等の洗浄事業は、一部案件が下期にずれ込んだため計画を下回った。

業績予想と配当

ダイセキは通期の連結業績予想を、2026年4月7日に公表した内容から修正していない。売上高742億円、営業利益168億円、純利益112億円、1株当たり純利益236円83銭を見込む。配当予想も修正していない。中間配当は前年同期の36円から43円に増やし、年間配当予想は2026年2月期の76円に対し86円とした。中間配当の支払開始は2026年10月23日の予定。

半期報告書の提出予定日は2026年10月13日。中間決算短信は公認会計士または監査法人のレビューの対象外。