公正取引委員会は2026年10月14日(水)、九州事務所の職員を熊本県内の高校に派遣し、3年生42人に競争法の仕組みを教える。時間は午後2時から3時40分まで。公取委九州事務所が10月7日付で発表した資料に記載されている。
授業の内容
授業では、市場経済の仕組みを学ぶシミュレーションゲームと、独占禁止法違反の疑いがある企業に公取委が実施する立入検査を想定した模擬立入検査を組み合わせる。公取委は、生徒が早い段階で同法の役割を理解できるよう、全国の高校で開いてきた教室の一環と説明している。このほか、グループディスカッション、事例紹介、模擬事情聴取などの形式も用意している。
報道機関に公開
公取委によると、教室ではカメラ撮影と傍聴取材ができる。取材を希望する報道関係者は、10月13日(火)正午までに九州事務所の総務課に連絡する必要がある。
開催の頻度
発表資料の別紙には、年度別の全国の開催回数が載っている。高校向けは2023年度が36回、2024年度が46回、2025年度が38回。このうち九州地域はそれぞれ7回、8回、6回だった。大学向けは同じ3年間で全国143回、143回、123回と、より多かった。
| 3月期の年度 | 高校(全国) | 高校(九州) | 大学(全国) |
|---|---|---|---|
| 2024 | 36 | 7 | 143 |
| 2025 | 46 | 8 | 143 |
| 2026 | 38 | 6 | 123 |
公取委は、学校の都合に合わせて時期、内容、方法を調整でき、講師謝金と交通費はかからないとしている。別紙には過去の生徒の感想として、企業が競争しているから消費者が安くて質のいい商品を買えると分かった、との声も掲載されている。
