国際協力銀行(JBIC)は、トルコの大手財閥チャルックホールディングの主要子会社であるチャルックエナジー(Çalık Enerji Sanayi ve Ticaret A.Ş.)と、覚書の付属書を締結した。JBICによると、第29回日本トルコ合同経済委員会の機会を捉え、5日に署名した。
付属書の目的
付属書は、JBICが2024年10月の第27回委員会でチャルックエナジーとパートナーシップ強化に向けて交わした覚書に基づく。JBICは、同覚書に基づく協議が進展したとしている。付属書の目的は、案件の具体化に向けたファイナンス・ストラクチャーなどを両社で検討し、日本企業との連携を深める意思を確認することだと明記している。
JBICはチャルックエナジーを国際的なエネルギー企業と説明している。高効率発電所をEPC(設計・調達・建設)方式で手掛けるほか、再生可能エネルギーや送配電のプロジェクトも展開する。事業はトルコにとどまらず、欧州、中東、中央アジア、アフリカ、西バルカンに及ぶ。
輸出金融の視点
JBICは、付属書が日本企業の輸出を促進するとともに、トルコと第三国のエネルギーインフラ整備や温室効果ガスの排出抑制に貢献すると期待している。JBICは自らの役割を、重要なパートナーとの関係強化などを通じて日本企業の輸出やビジネス機会を支える日本の公的金融機関と位置付けている。
発表文は、具体的な案件、融資額、日本企業の名前を明らかにしていない。
