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ファーストリテイリング、期末配当予想を320円から530円に上方修正

ファーストリテイリングは期末配当予想を320円から530円に引き上げ、年間配当予想を1株640円から850円とした。キャッシュ創出力の向上で、成長投資と株主還元の拡充の双方を賄えるとしている。

執筆:Tokyo Brief Desk2026年10月8日2分で読めるファーストリテイリング9983
店舗の棚の畳まれた衣料品と、レジカウンターで積み上がるコインを並べ、小売りのキャッシュフローが配当に変わる様子を表したイメージ

ユニクロを運営するファーストリテイリング(9983)は、10月8日の取締役会を経て、2026年8月期の配当予想を引き上げた。期末配当の予想は1株530円で、従来の320円から上積みした。年間配当は850円と、従来の640円から増やす。従来の2つの数値はいずれも、同社が2026年7月9日に発表したもの。

数値

中間配当はすでに1株320円で支払い済みのため、増額分はすべて期末配当にかかる。前期の年間配当は500円(中間240円、期末260円)だった。

1株当たり配当金(円)
従来予想は2026年7月9日発表、中間配当の320円は実績
項目従来予想修正後予想
期末¥320¥530
年間¥640¥850

経営側の説明

ファーストリテイリングは、中長期的な事業成長を最優先とし、積極的に投資する方針だとしている。一方で、グローバルでの成長の柱が強固になり、収益力とキャッシュ創出力が大きく向上したため、積極的な成長投資を行っても十分な資金を確保できると見込む。同社は高成長を最優先としつつ、株主への高還元も両立させる方針だという。

背景にある業績

同日公表した本決算の決算短信によると、2026年8月期の売上収益は3兆9600億円で16.6%増、事業利益は7185億円で30.4%増だった。親会社の所有者に帰属する当期利益は5425億円で25.3%増。同社はこれを5期連続の過去最高業績としている。

決算短信は、配当総額を2608億円、配当性向を48.1%としている。前年は35.4%だった。2027年8月期は中間、期末とも450円、年間900円を予想する。配当の支払い開始は2026年11月6日の予定。