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ツルハ、ウエルシア統合後初の半期 売上高1兆2800億円、利益は伸び鈍く

ツルハの6カ月間の売上高は、ウエルシア統合前に終了した前年同期比で128.7%増の1兆2760億円、営業利益は92.6%増。ドラッグストアグループは通期予想を据え置いた

執筆:Tokyo Brief Desk2026年10月7日2分で読めるツルハホールディングス3391
調剤カウンター脇の共通棚に、2系統のプライベートブランド商品がまとめて並ぶドラッグストアの売り場

ツルハホールディングス(3391)の2026年8月31日までの6カ月間の売上高は1兆2760億円で、前年同期比128.7%増だった。2025年12月1日にウエルシアホールディングスと経営統合して以降、初の中間決算となる。前年同期(2025年3月~8月)は統合日前に終了している。このため増収率は統合後の企業グループと統合前の企業グループとの比較であり、決算資料にオーガニックの内訳は示されていない。

利益の伸びは売上高より緩やか

営業利益は547億7000万円で92.6%増。親会社株主に帰属する中間純利益は302億5000万円で48.5%増。決算資料が営業利益に減価償却費とのれん償却額を加えたものと定義するEBITDAは855億3000万円で126.3%増。のれん償却額は123億4000万円で、前年同期は14億1000万円だった。

2026年8月31日までの6カ月間
連結業績、累計。前年同期は2025年12月1日のウエルシアとの統合前に終了している。
項目2026年8月までの6カ月間2025年8月までの6カ月間増減
売上高1兆2760億円5578億円+128.7%
営業利益547億7000万円284億4000万円+92.6%
親会社株主に帰属する利益302億5000万円203億7000万円+48.5%

通期業績予想は2026年4月9日の発表から変更していない。ツルハホールディングスは売上高2兆5550億円(76.1%増)、営業利益994億円(57.7%増)、純利益415億円(前期比2.7%減)を引き続き見込む。中間期決算短信は公認会計士または監査法人のレビューの対象外である。

統合作業の中身

ツルハは今期を、2027年2月期から2029年2月期までの新中期経営計画の初年度と位置付けている。商品面では、両社の商品部門の組織を融合し、新たなプライベートブランドを開発している。互いの既存プライベートブランドの導入や、一部商品の共通化も進めている。下期から一部カテゴリーでマーチャンダイジングを統一するための準備を進めている。

システム面では、基幹システム、商品マスタ、顧客IDと顧客データベースの共通基盤を構築しているという。共通ポイントと共通アプリの導入準備も進めている。決算資料はこれらを、将来の基幹システム統合に向けた準備と説明しており、完了した施策ではない。

店舗面では、全国6ブロック体制の下、グループ横断で開発・管理を行っている。ツルハは中間期に国内で53店を出店し、77店を閉鎖した結果、国内直営店は5676店から5652店となった。このうち調剤取扱店は3338店。海外店舗も36店運営している。

現金と貸借対照表

営業活動によるキャッシュフローは170億2000万円の支出となり、前年同期は471億円の収入だった。最大のマイナス要因は仕入債務の716億8000万円の減少。現金及び預金は606億9000万円減った。決算資料はこの減少の一因として、前期末が金融機関の休業日に当たったことを挙げている。自己資本比率は56.4%で、3.3ポイント上昇した。同社は半期報告書を2026年10月14日に提出する予定。