トーセイ(8923)は10月5日付の同一の開示で、売上高予想を下方修正する一方、利益予想を上方修正した。東証上場の不動産会社である同社は、2026年11月期の連結売上高を1136億1300万円と見込む。1月公表の予想1229億8600万円から93億7300万円の減額となる。
売上高は減少、利益は増加の理由
同社は、期初に策定した不動産販売計画を見直し、一部の物件の販売時期を当期から翌期以降に変更することを決めたと説明した。この変更を戦略的なものとしている。
減少した売上高は、ほかの2つの事業で補う。不動産ファンド・コンサルティング事業では、アセットマネジメントを受託する資産の取得・売却が期初の想定を上回って進み、ディスポジションフィーなどの増加を見込む。不動産賃貸事業もリーシングや賃料上昇に支えられ、計画を上回る見通しだ。
営業利益予想は、従来の246億1100万円から4億4900万円引き上げ、250億6100万円とした。税引前利益は7億円増の227億円、親会社の所有者に帰属する当期利益は7億4900万円増の159億600万円に上方修正した。基本的1株当たり当期利益は163.94円の予想で、従来予想は156.31円、前期は152.18円。いずれも2025年12月1日付の1株を2株とする株式分割を反映した数値。
配当を3円増額
トーセイは期末配当予想を1株当たり55円から58円に引き上げた。配当性向は35.4%で、従来の水準では35.2%だった。両予想は株式分割後の数値で、前期の100円は分割前の実際の配当額のため、単純には比較できない。
個別業績予想では、売上高を81億7100万円減の702億3600万円に下方修正し、経常利益を16億7600万円増の191億4700万円に上方修正した。
開示では、翌期以降に移る物件の内容や金額は示されていない。トーセイは、予想は発表日時点で入手可能な情報に基づくもので、今後確定する決算数値とは異なる可能性があるとしている。
