東証グロース上場のクリエイタープラットフォーム、note(5243)が10月6日に公表した第3四半期決算短信によると、2025年12月~2026年8月の9カ月間の営業利益は8億4900万円となり、前年同期の1億2700万円を上回った。売上高は33.2%増の40億6000万円だった。
利益を支えるのは引き続きプラットフォーム
「note」、法人向け情報発信サービス「note pro」、法人向けサービスを含むメディアプラットフォーム事業の売上高は37億4000万円で24.9%増、セグメント利益は8億8690万円だった。このうちnoteの売上高は21.8%増、note proの売上高は32.1%増の6億2640万円だった。note proのARR(年間経常収益)は8月末時点で8億3900万円と、29.5%増加した。noteの第3四半期(3カ月間)の流通総額は65億5000万円で18.3%増だった。これはプラットフォームの取扱規模を示す指標で、売上高ではない。
AI関連事業は小規模で新規
同社は第1四半期にAI関連事業を始め、今期からセグメントとして開示している。売上高は2億5070万円、セグメント利益は2800万円だった。事業は、経済産業省と国立研究開発法人の新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)が実施する「GENIAC」で採択された生成AI開発プロジェクトが中心となっている。このセグメントは前期には存在しなかったため、前年同期との比較はない。IP・コンテンツクリエーション事業は売上高7130万円に対し、2470万円のセグメント損失だった。
営業利益より下の段階
経常利益は8億5800万円、親会社株主に帰属する四半期純利益は368.1%増の9億9400万円だった。法人税等が1億3600万円のマイナス(純額の収益)だったため、純利益が経常利益を上回った。
通期予想は7月7日に公表した上方修正後の水準から変更しておらず、売上高56億5000万円、営業利益11億円、純利益12億円。同社は9カ月間の業績が順調に推移しているとしている。
