小森コーポレーションは2026年10月2日、半導体製造装置向けのチラーを手がける丸山チラーの株式取得を完了し、同社が完全子会社になったと発表した。予定どおり全ての手続きが終了したという。
取得額
小森コーポレーションは600株、議決権比率で100%を260億円で取得した。アドバイザリー費用などの概算4億6300万円を加えると、総額は約264億6000万円となる。取得前の小森コーポレーションの保有株式はなかった。丸山チラーの唯一の株主は社長だった。発表文によると、両社の間に資本関係、人的関係、取引関係はない。
取得した会社
東京・八王子に本社を置く丸山チラーは1995年の設立。半導体製造装置向けに、恒温循環装置とされるチラーの開発・設計・製造・販売・アフターサービスを手がける。子会社3社も小森コーポレーションのグループ企業になった。
開示された数値は丸山チラー単体のもの。売上高は2023年12月期が77億4000万円、2024年が57億6000万円、2025年が81億6000万円だった。営業利益は同じ期間に19億8000万円、6億3400万円、6億6100万円で、純利益は13億4000万円から5億4200万円、さらに3億6400万円へ減った。2025年末の純資産は64億2000万円。
| 項目 | 2023年 | 2024年 | 2025年 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | ¥7.74bn | ¥5.76bn | ¥8.16bn |
| 営業利益 | ¥1.98bn | ¥634mn | ¥661mn |
| 純利益 | ¥1.34bn | ¥542mn | ¥364mn |
対象会社は連結財務諸表を作成していない。小森コーポレーションは、デューデリジェンスの過程で、グループの2025年の売上高が約113億円、EBITDAが約25億円だったと把握したという。これらの数値は参考情報で、監査その他の保証手続きを受けていないとしている。
商号変更と今後の見通し
丸山チラーの商号はKOMORIプレシジョンテクノロジーズ株式会社に変わった。小森コーポレーションは理由を2つ挙げた。KOMORIブランドとの接続を通じて統合後の円滑な事業運営を図ること、半導体・エレクトロニクス業界での訴求力を強めることだ。海外子会社4社(子会社3社と孫会社1社)も、所定の手続きを経て、KOMORIブランドを冠した新商号に変更する予定。
小森コーポレーションは、今回の取得が連結業績に与える影響について、2026年7月29日の発表内容から重要な変更はないとした。海外子会社の商号変更の時期は、発表文では示されていない。
