本文へ移動

金融プロフェッショナル向けに、日本の市場・ビジネス情報を平日夕方に配信。

無料登録
Tokyo BriefTokyo Brief 日本語版日本のビジネスニュースを、夕方に総まとめ。

記事

小森コーポレーション、チラーメーカーの丸山チラー買収完了 264億6000万円

小森コーポレーション(6349)が、半導体装置向けチラーメーカーの丸山チラーの全株式を手数料込みで約264億6000万円で取得し、商号をKOMORIプレシジョンテクノロジーズ株式会社に変更した。丸山チラーの2025年の単体純利益は3億6400万円。

執筆:Tokyo Brief Desk2026年10月2日2分で読める小森コーポレーション6349
クリーンルームの作業区画で、冷却液配管が半導体処理装置につながれた産業用チラー

小森コーポレーションは2026年10月2日、半導体製造装置向けのチラーを手がける丸山チラーの株式取得を完了し、同社が完全子会社になったと発表した。予定どおり全ての手続きが終了したという。

取得額

小森コーポレーションは600株、議決権比率で100%を260億円で取得した。アドバイザリー費用などの概算4億6300万円を加えると、総額は約264億6000万円となる。取得前の小森コーポレーションの保有株式はなかった。丸山チラーの唯一の株主は社長だった。発表文によると、両社の間に資本関係、人的関係、取引関係はない。

取得した会社

東京・八王子に本社を置く丸山チラーは1995年の設立。半導体製造装置向けに、恒温循環装置とされるチラーの開発・設計・製造・販売・アフターサービスを手がける。子会社3社も小森コーポレーションのグループ企業になった。

開示された数値は丸山チラー単体のもの。売上高は2023年12月期が77億4000万円、2024年が57億6000万円、2025年が81億6000万円だった。営業利益は同じ期間に19億8000万円、6億3400万円、6億6100万円で、純利益は13億4000万円から5億4200万円、さらに3億6400万円へ減った。2025年末の純資産は64億2000万円。

丸山チラーの単体業績
単体ベースの数値で、12月期。グループの数値は連結していない。
項目2023年2024年2025年
売上高¥7.74bn¥5.76bn¥8.16bn
営業利益¥1.98bn¥634mn¥661mn
純利益¥1.34bn¥542mn¥364mn

対象会社は連結財務諸表を作成していない。小森コーポレーションは、デューデリジェンスの過程で、グループの2025年の売上高が約113億円、EBITDAが約25億円だったと把握したという。これらの数値は参考情報で、監査その他の保証手続きを受けていないとしている。

商号変更と今後の見通し

丸山チラーの商号はKOMORIプレシジョンテクノロジーズ株式会社に変わった。小森コーポレーションは理由を2つ挙げた。KOMORIブランドとの接続を通じて統合後の円滑な事業運営を図ること、半導体・エレクトロニクス業界での訴求力を強めることだ。海外子会社4社(子会社3社と孫会社1社)も、所定の手続きを経て、KOMORIブランドを冠した新商号に変更する予定。

小森コーポレーションは、今回の取得が連結業績に与える影響について、2026年7月29日の発表内容から重要な変更はないとした。海外子会社の商号変更の時期は、発表文では示されていない。