国際協力銀行(JBIC)は、米国に設立した投資ビークルへの融資の限度額を約6億3000万ドルから約19億7600万ドルに引き上げた。オハイオ州のガス火力発電プロジェクトへの第2回投資に充てる。
変更点
JBICは9月25日、自らが出資して設立した米国法人Japan Invest 3 LLC(JI3)との既存の貸付契約について、変更契約を結んだ。この変更で融資の限度額は、変更前の約6億3000万ドルから約19億7600万ドルに増える。発表は10月9日で、調印日は9月25日。
JBICの融資額と協調融資全体
発表文にある2つの数字は、測っているものが異なる。JBIC自身の融資限度額は約19億7600万ドル。融資は民間金融機関との協調融資として実施され、契約変更後の協調融資総額は約59億1700万ドルとなる。民間銀行の融資部分には、日本貿易保険(NEXI)の保険が付される。
融資限度額は上限であり、発表文は実行済みの額を明らかにしていない。参加する銀行の数や名称、金利、期間も示されていない。
背景にある枠組み
JBICによると、この融資は「戦略的投資イニシアティブ」の下でJI3がガス火力発電プロジェクトに投資するための資金に充てられる。同イニシアティブは、2025年9月に日米両政府が発表した戦略的投資に関する了解覚書に基づく。融資は同プロジェクトへの第2回投資が対象で、JBICは同プロジェクトに関する2026年5月1日付のプレスリリースを参照するよう案内している。
発表文は、発電所の出力や建設の進捗、またJI3、民間金融機関、NEXI以外の取引相手については示していない。
