国際協力銀行(JBIC)は、Aircastle Limitedとの間で、JBIC分として最大2億4000万ドルを限度とする貸付契約を締結した。本融資は民間銀行との総額4億ドルの協調融資の一部で、Aircastleがリース事業に必要とする航空機の購入資金に充てる。発表文は契約締結日を1日とし、公表日は2026年10月2日。
借り手の概要
Aircastleは、丸紅とみずほリースが出資する英領バミューダ諸島法人。JBICは、同社を米国に主要な事業拠点を置く航空機リース会社と説明している。中核事業は、他のリース会社が保有・運用していた中古航空機を取得し、航空会社に再びリースすること。
JBICによると、Aircastleは中高齢機材の安定的な受け皿としての地位の確立と、継続的な機材取得による収益機会の拡大を目指している。また、丸紅グループの航空機整備・解体・中古部品販売の機能とも連携し、中古航空機の活用を促進している。
融資団
協調融資に参加する民間銀行は、三菱UFJ銀行、みずほ銀行、The Shanghai Commercial Bank、静岡銀行、E.SUN Commercial Bank、Taipei Fubon Commercial Bank、Taishin International Bank、群馬銀行、横浜銀行。
JBICが示す意義
JBICは、本融資がAircastleの取り組みを支援し、日本企業の航空機リース事業における国際競争力の維持・向上に貢献するとしている。また、航空機の循環的利用の推進が、航空輸送の安定化と航空機サプライチェーンの強靱化に貢献するとも説明している。これらはJBIC自身が掲げる目的であり、測定された成果ではない。
発表内容の限界
2億4000万ドルはJBIC分の上限額で、発表文は実行済みの金額を示していない。融資期間や金利条件、購入する航空機の機数も明らかにしておらず、航空機の引き渡し時期にも触れていない。
