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エフィッシモ、タムロン株の保有比率を18.54%に引き上げ 買収提案次第で追加取得も

エフィッシモ キャピタル マネージメントのタムロン保有割合は17.38%から18.54%に上昇。価格や流動性、ソニーの提案を含む買収提案次第で5%超増やす可能性があるとするが、具体的な予定はないとしている

執筆:Tokyo Brief Desk2026年10月8日2分で読めるタムロン7740
積み重なったカメラレンズの部品と、上昇する保有比率の計器、株券上の南京錠のマーク。レンズメーカーの株式保有拡大を表したイラスト

シンガポール拠点の投資顧問会社、エフィッシモ キャピタル マネージメント ピーティーイー エルティーディーは、10月8日に提出した大量保有報告書の変更報告書(No.35)で、タムロン株を3165万9700株保有していると明らかにした。発行済み株式総数1億7080万株に対する保有割合は18.54%で、前回報告の17.38%から上昇した。報告義務の発生日は10月5日で、同日にエフィッシモが市場内で27万100株(0.16%)を取得した。

追加取得に関する条件付きの記載

報告書によると、保有目的は純投資。保有株のうち3165万8900株は、投資一任契約に基づく顧客資産の運用にあたる。エフィッシモは、株券等保有割合を5%超増加させる具体的な予定はないとしている。一方で、タムロン株の価格や流動性の動向、タムロンの経営状況、ソニーからの提案を含む買収提案の有無やその状況によっては、市場内外の取引を通じて5%超増加させる可能性があるとも記している。

これは可能性を述べたもので、計画ではない。変更報告書はソニーの提案の条件には触れておらず、エフィッシモが賛同するかどうかも記していない。表紙には提出事由の一つとして保有目的の変更が挙げられているが、報告書から従来の記載内容は分からない。

質権設定と取得資金

エフィッシモは、一任運用に係る保有株のうち1754万1600株について、ゴールドマン・サックス・インターナショナルに質権を設定した。プライムブローカレッジ契約に基づき、プライムブローカーに対し、保管資産を対象とする担保権も設定している。10月5日時点の対象株数は、ゴールドマン・サックス・インターナショナルが1219万1700株、ジェー・ピー・モルガン・セキュリティーズ・ピーエルシーが84万1600株。

報告書に記載された取得資金は172億4000万円で、ほぼ全額が顧客資金。エフィッシモの自己資金は17万4000円で、借入金はない。