本文へ移動

金融プロフェッショナル向けに、日本の市場・ビジネス情報を平日夕方に配信。

無料登録
Tokyo BriefTokyo Brief 日本語版日本のビジネスニュースを、夕方に総まとめ。

記事

ヨドコウ、自己資金49億円で中山製鋼所の10.70%取得

ヨドコウが10月2日、自己資金49億円で中山製鋼所の10.70%を取得し、高付加価値の電気炉鋼材を広げる提携に資する持ち分だと説明

執筆:Tokyo Brief Desk2026年10月7日2分で読める中山製鋼所5408
電気炉から注がれる溶鋼とコイル状の鋼板を描き、小さな持ち分を示す図を添えた編集用イラスト

ヨドコウは中山製鋼所(5408)の株式735万7000株を取得し、同社の10.70%を保有した。取得資金は全額自己資金で賄った。鋼板や建材を手掛ける大阪のヨドコウが、10月7日に近畿財務局長へ提出した大量保有報告書で明らかにした。

保有株と取得額

報告書によると、10月2日現在の発行済み株式6877万6256株に対し、保有する普通株式は735万7000株。取得は同日の市場外取引で、記載された単価は666。

取得資金は合計49億円(報告書では489万9762千円)で、全額が自己資金。借入金の欄は空欄で、借入や借入先の記載はない。株式に担保契約その他の重要な契約はないとも記している。

日本の大量保有報告制度では、上場企業の株式を5%超保有した株主は、こうした報告書を提出しなければならない。

報告書記載の保有目的

ヨドコウは保有目的を、両社の強みを生かして付加価値の高い電気炉鋼材の普及拡大を実現し、ヨドコウグループの企業価値向上を図るための資本業務提携としている。ヨドコウは自社の事業として、冷延鋼板、めっき鋼板、鋳造ロール、住宅用設備機器、建設建築用資材を挙げている。

報告書は、保有者が発行会社の経営に対する要求を示す欄である重要提案行為等に、チェックを入れていない。

報告書が触れていない点

10.70%は少数株主の持ち分にとどまり、報告書は提携に基づく取締役の就任、生産計画、共同製品には触れていない。売り手の名前も記していない。資本関係が鉄鋼事業で成果を生むかどうかは、大量保有報告書からは分からない。