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シンシア、親会社に再び10億円貸付 固定8%で12月29日まで

シンシアが支配株主に10億円を無担保、固定金利8.0%で貸し付ける。ファクタリング事業の短期資金向けで、返済期限は12月29日。親会社が7月の貸付を全額返済し、独立社外取締役が新条件を支持した

執筆:Tokyo Brief Desk2026年10月8日2分で読めるシンシア7782
小さなブロックが紙幣の短い橋を渡って大きなブロックに貸し付けるイメージの抽象イラスト。背後にダイヤルと3席の審査パネルがある

シンシア(7782)は親会社に10億円を無担保、固定金利年8.0%で貸し付ける。返済期限は2026年12月29日。取締役会が10月8日に決議した。支配株主との取引に関する同社の開示で明らかになった。

貸付条件

借り手はシンシアの親会社で、東証グロース市場に上場する286A。契約日は10月8日、貸付日は10月9日。親会社はファクタリング事業に伴う短期的な資金需要に充てる。

シンシアは、貸付額を自社のキャッシュフロー予測に基づいて決めたとし、事業運営に必要な資金は十分確保するという。2026年12月期の連結業績への影響は軽微とみている。

借り換えではなく、2回目の貸付

今回は、同じ親会社への7月の貸付に続く。前回の貸付は取締役会が7月14日に決議した。シンシアによると、親会社は9月30日に元本を全額返済し、利息も全額支払ったため、この貸付に係る債権は残っていない。最初の貸付の時点では反復的な貸付は予定していなかったという。返済後に親会社から改めて要請があり、シンシアは別個の取引として扱った。

公正性を担保する措置

借り手が支配株主であるため、今回の貸付は支配株主との取引に該当する。シンシアは運用利回りを銀行預金や日本国債と比較し、親会社の財務状況、返済原資、信用リスクを評価した。親会社と利害関係のない独立社外取締役3人が9月24日付で意見を示した。市場金利や無担保のリスクを踏まえ、条件は合理的で、少数株主にとって不利益ではないとした。取締役会は全会一致で可決し、親会社と特別な利害関係を持つ取締役はいなかった。

開示にシンシアの現預金残高の総額は示されていない。次の節目は元本の返済期限である12月29日。