積水樹脂(東証プライム:4212)は10月6日、道路・建設安全用品を手がける韓国のHi-Q Co., Ltd.の経営権取得を完了した。取得額は580億韓国ウォン。
取得対象
Hi-Qは1987年設立で、京畿道華城市に本社を置き、道路・建設安全用品の開発・製造・販売を手がける。100%子会社のHIQ VINAは2018年にベトナム・バクニン省に設立され、同種の製品を製造・販売している。積水樹脂は、この2社により韓国の開発・製造・販売拠点と、アジア域内への供給にも対応できる十分な生産能力を持つベトナムの製造拠点を確保できると説明している。また、Hi-Qのブロー成形と大型射出成形の技術力を取り込み、製品ラインアップを広げられるとしている。
業績の数字
Hi-Qの2025年の売上高は271億韓国ウォン、営業利益は22億韓国ウォンで、2024年の12億韓国ウォンから増えた。純資産は303億韓国ウォン。HIQ VINAの2025年の売上高は55億韓国ウォンで、2023年は32億韓国ウォンだった。営業利益は7億韓国ウォン。Hi-Qは連結決算を行っていないため、数値は各社の個別業績である。このほかの財務内容は相手先の意向により非開示で、取得した株式の規模もリリースには記載がない。
時期と業績への影響
積水樹脂の取締役会が本件を承認し、契約は2026年6月29日に締結された。積水樹脂の決算期は3月期で、Hi-QとHIQ VINAは12月期。みなし取得日は10月31日のため、業績への影響は2027年3月期第4四半期から反映される見通しで、同社は当期の連結業績予想への影響は軽微とみている。
