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イメージ情報開発、コールセンター事業を現金1億7000万円で譲受合意

イメージ情報開発がコールセンター運営のCRM事業を現金1億7000万円で譲り受けることで合意した。効力発生日は10月1日で、従業員85人が転籍する予定。同事業の5月期の営業利益は、譲渡元の未監査の数値で8600万円。

執筆:Tokyo Brief Desk2026年10月6日3分で読めるイメージ情報開発3803
円紙幣の束とかすかな回路模様のそばに並ぶ、ヘッドセットとモニターを備え、引き継ぎ用のタグでつながれたコールセンターの座席

イメージ情報開発(3803)は、コールセンター運営によるCRM事業を譲り受けることで合意した。効力発生日は10月1日、譲受価額は消費税等を除き現金1億7000万円で、手元資金から一括で支払う。同社は9月28日に取締役会で承認し、事業譲渡契約を締結しており、10月6日に提出した臨時報告書で条件を開示した。

譲り受ける内容

同事業は新宿と川崎の2拠点でコールセンターを運営する。通信、決済、エネルギーの大手事業者の既存顧客にアウトバウンドコールを行い、アップセル、クロスセル、解約防止を支援する。イメージ情報開発は、通信や決済の大手顧客との継続取引で安定した収益を得ているとし、BPO・サービスセグメントに加える計画。

同事業に従事する正社員とアルバイトの計85人は、各人の同意を得たうえで、効力発生日付でイメージ情報開発に移る。

価格と数字

同事業の2026年5月期の売上高は4億9400万円、営業利益は8600万円だった。これらは東京の営業支援・コールセンター会社である譲渡元から提供を受けた部門別の数値で、監査を受けていない。

譲受価額1億7000万円に対し、独立した第三者算定機関によるDCF法の評価レンジは1億4600万円〜1億9900万円。イメージ情報開発によると、価格は財務・法務のデューデリジェンスを経て当事者間で合意した。

取引の概要
出所:イメージ情報開発の臨時報告書(2026年10月6日)。事業成績は譲渡元の未監査の数値。
項目内容
譲渡元東京の営業支援・コールセンター会社
譲受価額現金1億7000万円(消費税等を除く)
算定機関のDCF評価レンジ1億4600万円〜1億9900万円
取締役会決議・契約締結2026年9月28日
効力発生日2026年10月1日
転籍予定の従業員85人(各人の同意を得たうえで)
2026年5月期の売上高/営業利益4億9400万円/8600万円(未監査)

譲り受ける資産と負債は小さい。2026年7月31日時点の帳簿価額の試算は、資産が4470万円で、主に差入保証金2670万円と有形固定資産1800万円。負債は1660万円で、大半が資産除去債務の1560万円。最終的な範囲と金額は、契約に基づき効力発生日時点で確定する。

移行期間とAI活用計画

一部の取引先については、効力発生日後に契約を移転する。移転が完了するまでは効力発生日から1〜2カ月程度かかる見込みで、その間はイメージ情報開発が譲渡元から再委託を受けて業務を担う予定。この再委託分は事業全体の15%程度となる見込み。

イメージ情報開発は、自社とfonfunのAI開発リソースをコールセンター業務に投入し、業務を自動化して収益性を速やかに高めたい考えだ。両社は、エンジニアリソースの相互活用と生成AIを使ったBPOの検討を内容とする業務提携を結んでいる。報告書はこれを目的として記しており、自動化の実績や売上の確約は示していない。

報告書によると、イメージ情報開発と譲渡元の間に資本、人的、取引の関係はない。今回の譲受は、2026年5月14日に新経営体制とともに発表した、M&Aを軸に収益力の回復を図る計画の一環と位置づけている。