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第2026-09-16号|2026年9月16日

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オアシス、ニデックへの圧力を強化——上場廃止も選択肢に

オアシス・マネジメントがニデック株の保有比率を7.97%に引き上げ、上場廃止と取締役会の刷新を提案。一方、名古屋証券取引所上場企業は監査人の意見不表明を受けて上場廃止日が確定した。日本の8月の輸出は過去最高を記録したものの、拡大する貿易赤字を埋めきれなかった。

マーケット

市場概況

9月16日号より2026年9月16日(日本時間)現在
日経22563,923+0.69%
TOPIX4,061.72+0.61%
JPXプライム150指数1,696.74+0.49%
米ドル/円154.98+0.06%
10年物国債利回り3.028%+4 bps

東京株式相場は上昇し、新発10年物国債利回りはやや上昇した。

出典:日経、JPX、日本銀行、財務省——数値であり、論評ではない

主要記事

オアシス、ニデックへの圧力を強化

所有比率を示す棒グラフがガバナンス上のしきい値に近づく様子と、交換される空の取締役会議席を描き、アクティビスト投資家の保有比率上昇と経営陣への要求を象徴するイラスト

オアシス、ニデック株保有比率を7.97%に引き上げ 上場廃止と取締役会支配も選択肢に

オアシス・マネジメントはニデックへの保有比率を、前回提出時の6.78%から7.97%に引き上げ、この電動モーター・機械メーカーに対する働きかけがどこまで及ぶかを今回の提出で明らかにした。

変更点: ケイマン諸島を拠点とするこのアクティビストファンドの9月16日付提出書類によると、ニデックの発行済株式1,192,568,936株のうち95,067,750株を単独で、共同保有者なしに保有している。提出書類はまた、新任取締役の選任、ニデックの東京証券取引所からの上場廃止、資本政策の見直しという一連の要求を改めて示した。

なぜ重要か: オアシスは提出からおおむね3カ月以内にさらに5ポイント超の株式を買い増す権利を留保しており、このしきい値により圧力は一定の保有比率で頭打ちになるのではなく、積み重なり続ける構造となっている。

注目点: 今回の提出書類には、上場廃止や取締役会に関する提案に対するニデックの対応は示されていない。次の注目点は、オアシスが留保している追加買い増しの機会を実際に行使するかどうかだ。

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注目記事

アクティビスト投資家、対象を拡大

しきい値を超えて上昇する保有比率の棒グラフと、積み重なる株券、外された名札が置かれた空の椅子を描き、アクティビスト投資家の保有比率拡大とガバナンスへの圧力を象徴するイラスト

オアシス・マネジメント、SMS株保有比率を26.97%に引き上げ 取締役解任と上場廃止も選択肢に

オアシス・マネジメントのSMSに対する保有比率は25.93%から26.97%に上昇した。同提出書類は取締役の解任、資産売却、事業撤退、上場廃止や経営権変更を伴う取引の可能性についての提案も正式に示しているが、SMS側がこれらに同意または対応したことは示されていない。

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上場廃止の表示が付いた銘柄と、廃止日を示すカレンダーが並ぶ株式相場表示板のイラスト

名証、監査人の意見不表明受けESPOIRを10月17日に上場廃止

名古屋証券取引所は、株式会社ESPOIR(3260、名証ネクスト市場)を10月17日に上場廃止にすると発表した。同取引所は9月16日から10月16日まで同社株を「上場廃止銘柄」に指定している。上場廃止の理由として同取引所が示したのは、ESPOIRの財務諸表に添付された監査報告書が意見不表明であったことで、これを市場秩序を損なう事態とみなしている。

注目点: 株式は正式な上場廃止までさらに1カ月、上場廃止銘柄として取引が続き、残る株主には売却できる期間が限られている。

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注目記事

政策・マクロ動向

日本の輸出・輸入の急増を表すコンテナが積まれた港湾を、貿易赤字の拡大を示す不均等な棒グラフのように配置したイラスト

日本の8月貿易赤字、輸出は過去最高も1兆1100億円に拡大

日本の8月の貿易統計速報によると、輸出・輸入ともに同月として過去最高を記録したが、輸入の伸びが輸出を上回り、貿易赤字は1兆1100億円に拡大した。対米輸入は55.2%増加し、対米貿易収支の黒字は77.6%縮小した。

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預金金利を示す掲示のある銀行窓口と、保留アイコンを表示する暗号資産ウォレット送金端末を描き、金融当局による監視を象徴するイラスト

金融庁、今後1年の重点監督分野に預金競争・保険不正・暗号資産詐欺

金利上昇を背景に、日本の市場・銀行監督当局は今後1年間の重点方針を預金金利競争、保険会社の不正行為、未登録の暗号資産交換業者、開示規制を回避する株式買い集めに向けている。金融庁が今週公表した方針で示された。

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片山金融担当大臣、成長企業向け貸付規制の緩和検討を指示

片山さつき金融担当大臣は、企業に融資を行う貸金業者に対する規制の緩和について検討するよう金融審議会に指示した。成長企業や事業再編を進める企業が利用できる資金提供者の裾野を広げることを目指す。金融庁は審議会初会合の議題を公表した。検討対象:現在ノンバンク融資業者を制約している規則の見直しで、従来の銀行に加えてプライベートクレジットやフィンテック企業の参入余地が広がる可能性がある。

注意点: 具体的な規則案や期限は示されておらず、これは検討の開始であって法改正ではない。

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日本の労働基準監督機関、外国人技能実習生雇用事業所の4分の3で違反を指摘

日本の労働基準監督機関は、外国人技能実習生や特定技能労働者を雇用する事業所への立ち入り調査を増やしており、2025年に調査対象として選んだ事業所の大半で違反が見つかった。

注目の数字: 厚生労働省によると、監督官が調査した事業所——違反が疑われる事業所を含む集団——のうち、およそ4分の3で法令違反があった。この調査対象事業所における割合は、これらの労働者を雇用するすべての事業所を示すものではない。監督官は問題が起こりやすい事業所を優先して調査対象に選んでいるためだ。

なぜ重要か: 外国人実習生を雇用する事業者にとってのコンプライアンス上のリスクは賃金トラブルにとどまらず幅広く及んでおり、調査件数自体も増加傾向にある。

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注目記事

企業動向

鋼製の反応容器、配管、積み上げられた鉱石を備えた化学工場を描き、フッ化水素酸の新規生産能力を象徴するイラスト

セントラル硝子、フッ化水素酸新工場で最大176億円の補助対象に

経済産業省はセントラル硝子が宇部工場で無水フッ化水素酸の新規生産設備を建設する計画を認定した。これにより経済安全保障推進法に基づき最大176億円の補助が可能になるが、同社は投資の詳細や短期的な業績への影響は小幅だとしている。

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自動注射ペン、家庭用の薬箱、週間カレンダーを描き、自宅で自己投与するアルツハイマー治療を表すイラスト

エーザイの週1回自己注射型レケンビ、日本で承認 在宅使用は薬価収載待ち

エーザイが新たに承認を取得した皮下注射用レケンビのペン型注射器により、患者は2週間ごとの点滴のために通院する代わりに、週1回自宅で自己注射できるようになる。ただし中央社会保険医療協議会での審議と薬価収載が先に必要であり、エーザイは今回の承認による来期業績予想への影響は小幅だとしている。

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ニュース短信

クイックヒット:企業・市場動向

  • 野村の東京REIT ETN、8月以降取引なし 表示価格にもその影響

    野村ヨーロッパ・ファイナンスは、ドルヘッジ型東京REIT上場投資証券(ETN)が2026年8月5日以降取引されていないと発表した。表示価格の2万4690円はそのまま固定されており、実際の償還価値は7営業日連続でそれより5〜7%低く、9月11日には差が7.26%まで拡大した。

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  • DKK、9億1200万円の棚卸資産評価損の計上時期を検証する外部委員会を設置

    DKKは、2026年3月期に計上した9億1200万円の棚卸資産評価損が、前期または2025年9月の中間期に記録されるべきだったかどうかを検証するため、外部専門家3人を選任した。同社は当初の会計処理は正しかったと主張している。

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  • 中山製鋼所大阪工場で火災、熱間圧延ラインが停止

    中山製鋼所の大阪工場で加熱炉設備の電源ケーブルが焼損する火災が発生し、熱間圧延ラインが停止した。負傷者はなく、下流工程の処理は通常通り継続している。

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  • インテグラル系ファンド、オリバーの東証上場と同時に株主名簿から退場

    内装工事会社オリバーの株式の85%の投票権を保有していたインテグラル系の3つのファンドは、東証スタンダード市場への上場と同時に保有比率がゼロになった。ただし数百万株は10月中旬まで野村への貸株として残っており、オリバーは今期、売上高8.5%増、配当率70%を見込んでいる。

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  • 塩野義製薬の湿疹治療クリーム、12歳未満の小児向けに日本で承認

    塩野義製薬と鳥居薬品は、非ステロイド系湿疹治療クリームの0.5%製剤について、12歳未満の小児への処方を可能にする日本での承認を取得した。2歳以上12歳未満の患者を対象とした試験では、8週間にわたり基剤クリームを上回る効果を示し、長期的な忍容性も良好だった。

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  • クリングルファーマ、丸石製薬とのライセンス契約締結で損失予想を縮小

    クリングルファーマは、実験的な声帯瘢痕治療薬について丸石製薬と日本国内での独占的ライセンス契約を締結したことを受け、通期の売上高予想を上方修正し、2026年9月期の予想損失を縮小した。同契約に基づき、今期は1億円の契約時受領金を売上として計上する。損失予想改善のうちおよそ半分は、来期に繰り延べられた1億800万円の開発費によるものだ。

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  • レダックス、ギフト販売のハリカを6億7000万円で取得 銀行債務は引き継がず

    9月16日に締結されたスポンサー契約に基づき、レダックスはハリカの約100店舗と約450社の法人顧客を引き継ぐ新会社の全株式を6億7000万円で取得する。ハリカの銀行借入は名称変更後の旧会社に残り、クロージングは2027年1月5日を目標とする。

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  • フジタ、議決権40%のみで酪農場の経済的取り分99%を確保

    非農家による過半数の議決権保有を禁じる農地法に対応するため、フジタは約1億3900万円で買収する北海道の酪農場について、議決権は40%のみを取得する。無議決権優先株式により経済的な取り分は99.4%を確保する。

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  • 亀田製菓、赤字のインド米菓事業の出資分を全て売却

    亀田製菓は、赤字のインド米菓事業における49%の全出資分を、過半数を保有する提携先のLTフーズに譲渡する。これによりインドで9年間続けてきた米菓事業育成の試みは終了する。売却価格は非公開で、完了は10月下旬を予定している。

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  • JUSTPLANNING、太陽光事業を全売却 撤退が利益予想を押し上げ

    JUSTPLANNINGは3カ所すべての太陽光発電所を東急不動産に売却し、2億9300万円の売却益を計上することで純利益予想を39.6%上方修正し6億7000万円とする。ただし売却自体は売上高と営業利益を押し下げ、10月1日をもって同社の太陽光事業は全廃止となる。

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ニュース短信

その他の注目:政策・コンプライアンス

  • 日本の7月コア機械受注、3.7%減 全体の需要はさらに悪化

    船舶・電力を除くコア民間機械受注は7月、前月比3.7%減少した。機械受注全体はより大きく5.5%減少した。内閣府が実施したメーカー280社を対象とする季節調整済み調査による。

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  • 消費者庁、チャット勧誘販売に電話勧誘同様の規制を検討

    消費者庁は、チャットやダイレクトメッセージによる販売勧誘に、電話勧誘販売と同様の開示義務、クーリングオフ、再勧誘の禁止を適用したい考えだ。あわせて、サブスクリプションの罠となるような決済画面や、出張修理サービスにおけるおとり価格表示の取り締まりも進める。意見公募は2026年10月31日まで実施される。

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  • 日本、歯科技工士と言語聴覚士を「医療」在留資格に追加へ

    歯科技工士や言語聴覚士の資格を持つ外国人が、日本の「医療」在留資格を得られるようになる可能性がある。10月15日まで意見公募が行われている省令案によるもので、同庁は高齢化する患者層による地域医療の需要増加を理由に挙げており、11月の施行を目指している。

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  • 金融庁、既存の排出量データを新気候開示基準に再利用可能に

    日本の証券監督当局は、企業が20年前から存在する温暖化対策法に基づいて既に提出している温室効果ガス排出量データを、SSBJ気候基準の入力データとして有効なものとして認める。これにより提出企業は再計算の手間を省ける。

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  • 厚労省、建築物の給水設備におけるPFOS・PFOA検査を3年ごとに義務化する省令案

    厚生労働省の省令案が2027年5月に予定通り施行されれば、日本国内の特定建築物の所有者は飲料水中のPFOSとPFOAについて3年ごとの新たな検査を求められることになる。意見公募は10月15日まで実施されている。

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  • 証券取引等監視委員会、東証スタンダード銘柄の10日間の対当売買に76万円の課徴金勧告

    日本の証券取引等監視委員会は、ある取引者が10営業日にわたり自らの買い注文と売り注文を対当させて需要を偽装し、東証スタンダード市場の銘柄の市場価格を動かしたと指摘した。しかし勧告された課徴金はわずか76万円にとどまる。

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