亀田製菓は、KAMEDA LT FOODS (INDIA) PRIVATE LIMITED(KLT)の全保有株式49%を、残り51%を保有するインドのバスマティ米企業LT Foods Limitedに売却する。取締役会は2026年9月16日に売却を承認し、同日付で譲渡契約を締結、完了は2026年10月下旬を予定している。売却完了後、亀田製菓のKLTに対する保有株式および議決権はゼロとなり、持分法適用関連会社から除外される。
同社はインド・ハリヤナ州グルガーオンを拠点とし、Amit Mehta氏が率いる。インドでの米菓市場を開拓する目的で、2017年3月にDaawat KAMEDA (India) Private Limitedとして設立された。亀田製菓が開示した過去3期はいずれも営業損失を計上している。純資産は2024年3月期の14万5107千ルピーから翌2025年3月期には8万9411千ルピーに減少し、2026年3月期にはマイナス3万1703千ルピーとなった。同期の売上高は14万972千ルピーに達したものの、営業損失5万8415千ルピー、純損失12万1114千ルピーを計上した。
| 項目 | 2024年3月期 | 2025年3月期 | 2026年3月期 |
|---|---|---|---|
| 純資産 | 145,107 | 89,411 | -31,703 |
| 総資産 | 183,492 | 192,262 | 74,440 |
| 売上高 | 77,702 | 146,213 | 140,972 |
| 営業損益 | -99,480 | -56,233 | -58,415 |
| 当期純損益 | -98,316 | -55,696 | -121,114 |
亀田製菓は売却額を開示していない。同社によると、金額は前期末の連結純資産の15%未満であり、LT Foodsとの秘密保持契約の対象となっているという。第2四半期の数値を含む2027年3月期の業績への影響は軽微とみている。
亀田製菓は、北米事業の再編や海外事業全般の見直しを踏まえた撤退であるとし、今回の売却がKLTの成長と自社の中長期戦略の両方に資するものだと説明している。国内でのバスマティ米販売と輸出を主力事業とするLT Foodsは、譲渡実行後にKLTの唯一の株主となる。
