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ノムラの東証REIT ETN、8月以降取引なし 気配値はそれを映す

ノムラ・ヨーロッパ・ファイナンスは、ドルヘッジ型東証REIT ETNが2026年8月5日以降取引されておらず、気配値2万4690円が凍結されている一方、償還価額は7営業日連続でそれを5~7%下回り、9月11日には差が7.26%まで拡大したと開示した

凍結された気配値のイラストと、そこから離れていく別の償還価額の記録を並べ、古くなった市場価格を表現した図

NEXT NOTES 東証REIT(ドルヘッジ、ネットリターン)ETN(銘柄コード2066)の発行者であるノムラ・ヨーロッパ・ファイナンスN.V.は9月16日、同ノートの気配値がもはや実際の価値を反映していないと市場に開示した。同証券は2026年8月6日以降取引されていない。ブローカーや投資家が確認する気配値は依然として8月5日の終値、2万4690円のままだ。一方、ETNの償還価額――発行者が実際に1単位を解消する際に支払う金額――は、その凍結した数値を1週間以上下回っている。

この差は、ノムラが重要とみなす5%の水準を7営業日連続で上回り続けており、9月7日から9月15日まで続いている。

NEXT NOTES 東証REIT ETN:気配値と償還価額
市場価格は2026年8月5日の終値であり、同ETNはそれ以降取引されていない。出典:ノムラ・ヨーロッパ・ファイナンスN.V.の開示、2026年9月16日。
日付市場価格償還価額差異
9月7日¥24,690*¥23,3815.60%
9月8日¥24,690*¥23,1406.70%
9月9日¥24,690*¥23,1316.74%
9月10日¥24,690*¥23,3055.94%
9月11日¥24,690*¥23,0187.26%
9月14日¥24,690*¥23,3525.73%
9月15日¥24,690*¥23,3925.55%

差が最も大きくなったのは9月11日で、償還価額は依然凍結された2万4690円の気配値に対し2万3018円まで下落し、差は7.26%に達した。開示資料で最新の取引日である9月15日には、償還価額は2万3392円までわずかに回復したものの、古い市場価格に対してなお5.55%下回っていた。

この不整合は通常の意味での市場変動ではない。8月上旬以降、ノートの価格を再設定するような取引は実際には行われていないからだ。変化したのは償還価額であり、最後に記録された取引価格は画面上で手つかずのまま残っている。8月5日の数値を基に注文価格を決める者は、発行者自身がノートの実際の価値とかけ離れていると述べる数値を基に取引することになる。

ノムラの開示では、買い手や売り手の名前、取引停止の理由は明らかにされていない。今後も需給次第でさらなる差異が生じる可能性があるとのみ述べ、取引前にはNEXT NOTESの製品資料や日本取引所グループによるETN全般のリスク開示を確認するよう投資家に呼びかけている。同ノートを保有中、あるいは購入を検討している投資家にとって重要な事実は明快だ。画面上の価格は6週間前のものであり、発行者自身の評価は9月7日以降7営業日連続でそれと逆方向に動いている。