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東京センチュリー傘下のリース会社、エアバス75機発注 引き渡しは2032〜35年

東京センチュリーが伊藤忠商事に半分を売却する米リース会社Aviation Capital Groupが、A320neoファミリー75機を発注。カタログ価格は約1兆8560億円、引き渡しは2032〜2035年で、実際の価格は非開示

執筆:Tokyo Brief Desk2026年10月16日2分で読める東京センチュリー8439
組み立てラインに並ぶナローボディ機と、将来の引き渡し枠を示す格子のイラスト

東京センチュリー(8439)が連結子会社とする米航空機リース会社Aviation Capital Group LLC(ACG)は、エアバスのA320neoファミリー75機を購入する契約を結んだ。東京センチュリーの開示によると、取締役会は米国時間10月15日(日本時間10月16日)に発注を決議し、同日に契約を締結した。

発注の内容

対象にはA319neo、A320neo、A321neoなど同シリーズの機材が含まれる。東京センチュリーは9月30日時点の1ドル=157.33円で換算したカタログ価格を約1兆8560億円としている。これはあくまで参考値で、同社は守秘義務契約により実際の取得価額を開示できないとしており、ACGの支払額は分かっていない。

引き渡しは2032年からの見通しで、最後の機体は2035年の予定。この時期のため、東京センチュリーは2027年3月期の連結業績への影響は軽微としている。

リース会社が先行して発注する理由

東京センチュリーによると、ACGは引き渡し開始以降、短・中距離路線向けのナローボディ機に強い需要が見込めるほか、航空会社のオペレーティングリースへの依存が一段と強まると予想している。A320neoシリーズはエアバスの最新型ナローボディ機で、前世代機と比べ燃料消費量とCO2排出量を最大20%、騒音を最大50%削減できるとしている。

ACGは1989年の創業。2026年6月末時点で286機を保有し25機を管理しており、合計は311機。航空機メーカーに発注済みの機体を含めると504機となる。平均機齢は5.4年で、機体数ベースでナローボディ機が全体の94%を占める。

株主構成の変更との重なり

今回の発注は、ACGの株主構成が変わる局面で行われた。東京センチュリーは、ACGの100%親会社であるTC Skyward Aviation U.S., Inc.の株式50.0%を伊藤忠商事に譲渡することで合意している。必要な競争法上の許認可などを経て譲渡が実行されれば、ACGは東京センチュリーの連結子会社から外れ、持分法適用関連会社となる。

発注の開示では、この変更後に発注に伴う負担をどう分担し、資金をどう調達するかは示されていない。株式譲渡のこれまでの条件はTokyo Briefの過去の記事に掲載している。

開示では、売り手はAirbus S.A.Sとされている。東京センチュリーとエアバスの間に資本関係、人的関係、取引関係はないとしている。