ベトナムは、2024年10月に発生した銀行騙りのボイスフィッシング事件に関連するマネーローンダリング(資金洗浄)グループの被疑者7人を検挙した。警察庁が2026年10月13日付の広報資料で明らかにした。
捜査が海外に及んだ経緯
日本の警察はまず事件に関係する被疑者を逮捕し、押収した証拠品を精査した。その結果、ベトナム人のマネーローンダリング(資金洗浄)グループや、広報資料がボイスフィッシングの首魁(実行犯)とする人物とのやりとりを確認した。日本側がこの情報をベトナムに提供し、ベトナムが同グループの被疑者7人を検挙した。
日本側の捜査は、警察庁サイバー特別捜査部と埼玉、山形、茨城、群馬、千葉の各県警による合同捜査本部が担った。同本部はベトナムのグループとの仲介役の被疑者を逮捕した。警察庁は、この捜査で得た情報によりグループを特定でき、被疑者の人定事項や必要な情報についてベトナムと緊密に連携したことが今回の検挙につながったとしている。
警察庁が示す今後の対応
警察庁は、世界的な規模で国境を越えて行われる事案の捜査では、外国捜査機関等との連携が不可欠だとしている。特殊詐欺やサイバー関連事犯から日本人を守るため、この連携を引き続き推進するという。
広報資料は、ベトナムでの検挙日も、2024年の事件の被害額も明らかにしていない。被害の全体像については、Tokyo Briefの過去の記事を参照。
