トヨタ自動車(7203)は9月に自社株3555万4800株を総額1085億円で取得した。月次の自己株券買付状況報告書で明らかになった。現行の取得枠での累計取得は6376万6500株、1950億円となった。
上限に対する進捗
取締役会は2026年8月4日に自社株買いを決議した。取得期間は2026年8月5日から2027年8月4日まで。上限は5億株、1兆円。
報告書によると、進捗率は株数上限に対して12.75%、金額上限に対して19.50%。金額ベースの取得枠の約5分の4が未消化で、取得期間は約10カ月残っている。
9月の取得状況
トヨタは9月1日から18日までの14営業日で取得した。1日当たりの取得は、9月1日の205万2800株(66億4000万円)から9月8日の318万株(95億5000万円)まで。報告書に18日より後の取得は記載されていない。
報告書には同社が挙げる理由も記されている。株式市場からの評価や足元の株価水準などを踏まえ、機動的に自己株式を取得し、資本効率の向上を図るためとしている。
保有自己株式
トヨタの9月30日時点の発行済株式総数は145億9498万7460株で、保有自己株式数は28億1536万6947株。保有自己株式数には単元未満株式の買取請求により取得した株式が含まれ、株式付与ESOP信託が保有する株式は含まれない。
今回は新たな計画ではなく、既存の取得枠に基づく買い付けの実施である。報告書は、取得した株式を消却するかどうかには触れていない。前月のペースについては、Tokyo Briefの過去の記事を参照。
