ストラテジックキャピタルは、保有するガンホー・オンライン・エンターテイメント(3765)株13.67%の保有目的を変更し、「重要提案行為等」を加えた。大量保有報告書の変更報告書には、資本構成の見直し、特定の株主からの自己株式取得、ソニー・ミュージックエンタテインメントへの処分、増配、さらに第三者による買収か経営陣の交代のいずれかを求める内容が列挙されている。変更報告書(No.12)の提出事由は保有目的の変更。報告義務発生日は2026年10月5日、提出日は2026年10月13日だった。Tokyo Briefの過去の関連記事
変わらなかった保有株
保有株数そのものは変わっていない。ストラテジックキャピタルの報告によると、保有株券等は726万7500株で、2026年10月5日現在の発行済株式総数5316万1416株に対する割合は13.67%。直前の報告書と同じ比率だ。このうち726万7400株は、Intertrust Trustees (Cayman) Limitedとの投資一任契約に基づく顧客資産として保有している。報告書によると、80万株は代用有価証券として証券会社に差し入れ、50万株は株券等消費貸借契約に基づき同じ証券会社に貸し出している。
ストラテジックキャピタルの要求内容
報告書は保有目的として、ガンホー・オンライン・エンターテイメントとの建設的対話と、株主価値の向上を目指した重要提案行為等の2点を挙げ、純投資も併記している。列挙された提案は次の通り。
- 有利子負債の活用と株主資本の抑制により、資本構成を改善する。
- ガンホー・オンライン・エンターテイメントに、特定の株主(報告書で名前が挙がっている個人と、その個人が実質的に支配するとストラテジックキャピタルが判断した株主)から自己株式を取得させ、その株式をソニー・ミュージックエンタテインメントに処分させる。
- 第三者による買収で、ガンホー・オンライン・エンターテイメントを上場廃止にする。
- 増配する。
- ガンホー・オンライン・エンターテイメントが上場を維持する場合は、経営陣を交代させる。ストラテジックキャピタルは、代表取締役の解職か、会長の取締役退任のいずれかを提案している。
これらは提出者の提案である。報告書には、ガンホー・オンライン・エンターテイメント、ソニー・ミュージックエンタテインメント、名指しされた株主の反応は記されていない。買収の主体も示されておらず、自己株式の取得や処分の価格、株数の記載もない。
配当のスケジュール
日程が示されたのは配当の要求だけだ。ストラテジックキャピタルは、2026年12月期から2030年12月期までの各期末配当を1株当たり200円とするよう提案しており、この提案を2026年10月中にガンホー・オンライン・エンターテイメントへ行う予定としている。2026年12月期の期末配当に限っては、2027年1月から2月までの間に会社法に基づく株主提案を行う計画だ。
