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対内証券投資、10月17日までの週は非居住者が8484億円の売り越しに転換

非居住者は前週の5兆4700億円の買い越し(修正値)から8484億円の売り越しに転じた。2兆2400億円の短期債売り越しが、1兆4500億円の中長期債買い越しを上回った。

執筆:Tokyo Brief Desk2026年10月23日2分で読める
台帳のグリッド上で短期債が流出し長期債が流入する様子を描いた、資本フローの抽象的なイラスト。

財務省が10月22日に発表した週次の対外及び対内証券売買契約等の状況によると、10月11日〜10月17日の週の対内証券投資は、非居住者による処分が取得を8484億円上回る処分超(売り越し)となった。同じ表では、前週(10月4日〜10月10日)は修正値で5兆4700億円の取得超(買い越し)となっている。 Tokyo Briefの関連記事

短期債が反転を主導

全体の売り越しは短期債によるもので、非居住者の処分が取得を2兆2400億円上回った。一方、中長期債は逆の動きとなり、取得5兆8700億円に対し処分4兆4200億円で、1兆4500億円の買い越しだった。

株式・投資ファンド持分はほぼ横ばいだった。非居住者の取得は33兆2100億円、処分は33兆2800億円で、665億円の売り越しとなった。

10月11日〜10月17日のネットフロー
プラスは取得超、マイナスは処分超。原数値の単位は億円で、表では兆・億円表記。指定報告機関ベース。
商品区分非居住者(対内証券投資)居住者(対外証券投資)
株式・投資ファンド持分-665億円1283億円
中長期債1兆4500億円-1616億円
短期債-2兆2400億円-1569億円
合計-8484億円-1902億円

居住者も差し引きで売り越し

一方、日本の居住者による対外証券投資は1902億円の売り越しとなった。外国の株式・投資ファンド持分を1283億円買い越したものの、中長期債を1616億円、短期債を1569億円それぞれ売り越した。

統計の見方

数値は、「外国為替の取引等の報告に関する省令」第21条により財務大臣が指定した指定報告機関(銀行、金融商品取引業者、保険会社、投資信託委託会社、資産運用会社)からの報告に基づくもので、全取引を網羅したものではない。取引は建値通貨ではなく、証券発行体の居住性によって分類される。プラスは取得超、マイナスは処分超を表し、四捨五入のため合計が一致しない場合がある。発表資料でアスタリスク(*)が付された数値は修正値である。

発表資料には反転の理由に関する説明はなく、今回のデータだけでは短期債が売られた理由は分からない。