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中山製鋼所、火災の熱延工場を再開 被害額は未算定

中山製鋼所は9月12日の火災を経て10月17日に熱延工場の操業を再開した。ただ、後工程のラインは順次通常操業へ戻す段階にあり、出火原因は調査中で業績への影響額も算定中だ。

執筆:Tokyo Brief Desk2026年10月19日2分で読める中山製鋼所5408
熱延工場のローラーテーブル上の鋼片と安全ヘルメットを着けた検査員、奥に停止中の後工程コイルライン

中山製鋼所は10月17日、船町工場内の熱延工場の操業を再開した。9月12日に同工場構内で火災が発生してから5週間での稼働再開となる。10月19日付の適時開示で、10月16日に操業再開を決定したと発表した。従来示していた10月中旬の再開見通しに沿った形だ。

同社は被害額をまだ算出していない。操業再開後の生産計画や復旧工事費などを精査中としており、影響額の合理的な算定が可能になった時点で速やかに開示するとしている。減産規模や修繕費用の具体的な数値は示されていない(操業停止の経緯はTokyo Briefの過去記事を参照)。

火災から操業再開まで5週間

同社は適時開示で操業再開までの復旧経過を明らかにした。

船町工場の火災発生から操業再開までの経過
出所:中山製鋼所の2026年10月19日付適時開示。火災発生は9月12日
日付対応内容
9月14日関係機関立会いによる現場検証完了
9月15日復旧工事開始
10月14日関係機関立会いによる安全確認完了
10月16日復旧工事完了、再開準備
10月17日操業再開

後工程の各ラインでは一部生産調整を実施していた。中山製鋼所は順次通常操業に戻すとしており、熱延工場の再開によって全ラインが直ちにフル稼働へ戻ったわけではない。

出火原因は調査中

火災の発生原因は、関係機関などの協力を得ながら引き続き調査している。同社は現在想定される原因への対策を逐次講じていると説明し、調査で判明した事項を踏まえて再発防止策を強化する方針を示した。出火原因は明らかにされておらず、責任の所在や具体的な要因への言及もない。

今後の焦点は業績への影響額の開示だが、同社は開示を約束しているものの、時期を明示していない。同社は東京証券取引所プライム市場に上場している(証券コード:5408)。