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インフロニア・ホールディングス、増資価格決定で手取金上限1140億円 全額を短期借入金返済へ

インフロニアは新株4780万株の発行価格を基準価格比3.00%ディスカウントの2179円50銭に決定。差引手取概算額は上限1141億円を見込み、2026年12月までに全額を短期借入金の返済に充当する。

個別の株式募集枠から流れる3本の資金が1本の水路に合流し、並んだ借入金トークンを返済する様子を描いた抽象的なイラスト。

インフロニア・ホールディングス(5076)は公募増資の条件を決定した。新株4782万6100株を、10月21日の算定基準日価格2247円に対するディスカウント率3.00%となる1株当たり2179円50銭で募集し、1株当たり2089円62銭を受け取る。

新株の内訳は国内一般募集が1207万6100株、海外募集が3575万株。発行価格(募集価格)の総額は1042億4000万円、同社の払込金額の総額は999億4000万円となる。引受人は払込金額で買取引受けを行い募集価格で販売するため、1株当たり89円88銭の差額が引受人の手取金となり、同社は引受手数料を支払わない。

重要となる手取金の指標

重要となる数値は発行価額ではなく差引手取概算額である。海外募集は発行価額の総額が747億円で、発行諸費用の概算額5億8030万円を差し引いた差引手取概算額は741億2000万円となる。国内一般募集の差引手取概算額は250億9000万円、第三者割当増資は上限149億2000万円で、手取概算額合計の上限は1141億4000万円となる。

区分別の差引手取概算額
発行諸費用控除後の差引手取概算額。第三者割当増資の数値は上限であり、合計は届出書等に記載された手取概算額合計の上限。
区分株式数差引手取概算額
海外募集35,750,000741億2000万円
国内一般募集12,076,100250億9000万円
第三者割当増資上限7,173,900上限149億2000万円
合計上限―上限1141億4000万円

10月2日の計画では手取概算額合計の上限を1472億円とし、1170億円を短期借入金の返済に充て、残額をM&A待機資金としていた。今回の訂正届出書等では、1141億4000万円の全額を2026年12月までに短期借入金の返済資金に充当する。事業内容の説明については、建設会社との経営統合および水事業会社の参画という従来の記載を維持している。詳細はTokyo Briefの過去記事を参照。

オーバーアロットメントによる売出しと第三者割当増資

SMBC日興証券は、株主の光が丘興産から借り入れる717万3900株について、国内でオーバーアロットメントによる売出しを売出価格2179円50銭、総額156億4000万円で実施する。第三者割当増資は同じ717万3900株を対象とし、払込金額は2089円62銭、総額は上限149億9000万円。申込期日は11月24日、払込期日は11月25日となっている。

SMBC日興証券は借入株式の返還を目的として、10月24日から11月20日までの間に市場で株式の買付けを行う場合があるが、全く買付けを行わない場合や上限株式数に至らない場合もある。第三者割当増資の数値に上限が付されているのはこのためである。

国内引受会社と引受株式数は、SMBC日興証券が422万6600株、大和証券が422万6600株、みずほ証券が241万5200株、野村證券が120万7700株。国内一般募集の申込期間は10月22日と23日、払込期日は10月27日、受渡期日は10月28日。

社債に関する別個の訂正発行登録書

同日付で提出された訂正発行登録書は今回の株式による資金調達とは別個のものであり、社債を対象とする。発行予定額は1300億円、効力発生日は2026年8月4日、有効期限は2028年8月3日。今回の訂正は、臨時報告書の訂正報告書を参照書類に追加するのみである。