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ありあけキャピタル、東京きらぼしフィナンシャルグループ株を10.09%に買い増し 預金やガバナンスで対話

ありあけキャピタルは東京きらぼしフィナンシャルグループ株の保有割合が9.00%から10.09%に上昇したと報告。経営陣との対話ではUI銀行の預金戦略やグループのガバナンス、成長戦略を取り上げているとし、重要提案行為等は報告していない。

預金通帳と連結子会社を示すタイルの横で、株式数を示す棒グラフが基準線を越えて上昇する様子を描いたイラスト。

ありあけキャピタルによる東京きらぼしフィナンシャルグループ(東証:7173)の株式保有割合が、直前の報告書に記載された9.00%から10.09%に上昇した。10月20日付で関東財務局に提出した変更報告書(No.4)によると、10月13日現在の発行済株式総数2億8918万9176株に対し、保有株式数は2918万6100株となった。10月13日は提出日ではなく、報告義務発生日である。Tokyo Briefの過去の関連記事

変更報告書の提出事由

表紙には提出事由として、株式等保有割合が1%以上増加したこと、担保契約など重要な契約に関する変更があったこと、保有目的に関する記載の変更があったことの3点が挙げられている。報告書には8月19日から10月13日にかけて行われた普通株式の市場内取得が記載されており、これには10月8日の42万300株(0.15%)や10月13日の26万6700株(0.09%)が含まれる。

ありあけキャピタルが挙げる対話のテーマ

ありあけキャピタルは保有目的について、投資一任契約に基づく運用を目的とした純投資を基本とするとしている。東京きらぼしフィナンシャルグループの中長期的な企業価値の向上を通じた投資収益の獲得を目指し、経営陣との建設的な対話および必要に応じた助言を行っているという。

報告書は以下の4つのテーマを挙げている。

  • グループの東京圏の営業基盤の価値最大化。
  • 金利のある時代におけるUI銀行の預金獲得戦略。
  • 多数の子会社を含むグループ全体のリスク管理およびガバナンスの実効性。
  • グループ内外の経営資源の組合せを含む成長戦略。

ありあけキャピタルは、対話は経営陣による自律的な経営判断を尊重して行っており、今後も継続する方針だとしている。重要提案行為等の欄は「該当事項なし」となっている。報告書には、提起した論点のいずれかを経営陣が受け入れたとの記載はない。

重要な契約と取得資金

ありあけキャピタルはアリアケ・マスター・ファンドとの間で投資一任契約を締結し、同契約に基づき株式を運用している。また、立花証券を通じて信用取引を行っており、133万9000株を買い建てている。これらの株式は証券会社名義となるため、ありあけキャピタルは議決権を有していない。さらに、信用取引の保証金代用有価証券として2209万2500株を立花証券に差し入れている。

報告書によると、取得資金の合計は451億4000万円で、内訳は立花証券からの借入金が22億3000万円、顧客資金として記載された分が429億1000万円となっている。この合計額は直近の買い増し分ではなく、保有株式全体を対象としている。

報告書には、目標とする保有割合や対話の日程は記載されていない。10%超の株式保有それ自体で支配権を得るわけではない。