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EQT、カカクコムへの提案を再度引き上げ デジタルガレージは1220億円の受け取りに期待
EQTがカカクコムへの買収提案を3度目となる引き上げで1株3680円とする中、ベインキャピタルとLINEヤフーは譲らず、デジタルガレージは1224億円規模のエグジットの行方を見守っている。
マーケット
市場概況
東京株式相場は上昇し、新発10年国債利回りはわずかに低下した。
日経、JPX、日銀、財務省のデータに基づく-数値のみで論評なし。
主要記事
カカクコム争奪戦

EQT、カカクコム提案を1株3680円に引き上げ ベインキャピタルとの争い長期化
カカクコムの非公開化を目指すEQT系の買収特別目的会社カムグラス1は、ベインキャピタルとLINEヤフーによる対抗提案を退けるべく、公開買付価格を1カ月で3回目となる引き上げを行い、1株3571円から3680円とした。5月13日から続く買付期間は9月29日までとなり、決済日は10月6日にずれ込んだ。
なぜ重要か: デジタルガレージはカカクコム株の20.68%を保有しており、取引が成立すればおよそ1224億円を受け取る見込みだが、この収益はデジタルガレージ自身が制御できる要素ではなく、EQTが対抗提案を退けられるかどうかに完全にかかっている。
注目点: カムグラス1は5月13日の当初届出以降、9月10日に提出した訂正が直近となる形で条件を繰り返し修正してきており、価格の引き上げが行われるたびに、争いに残りたいベインキャピタルとLINEヤフーが対抗するためのハードルは高まっている。
注意点: 決済は取引成立が前提となる。買付期間が9月29日に終了し、決済が実際に10月6日に行われるまで、何も確定していない。
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東京政策ウォッチ

日本財務相、G7と米国が為替介入を支持 G20で異論出ず
片山財務相と植田日銀総裁は、米ノースカロライナ州アシュビルで開かれたG20財務相会合後に共同記者会見を開き、主な論点は円相場だった。片山氏は、日本の直近の為替介入はG7との国際合意の下、米国の支持も得て実施したものであり、会合でこの点を提起した際に異論を唱えた参加者はいなかったと述べた。介入の具体的な水準については、これまで通り言及を避けた。
注意点: 会合では共同声明ではなく議長声明が発表されたが、この形式の選択は、重要鉱物とサプライチェーンに関する文言への中国の同意拒否を反映したものであり、この対立は為替を巡る議論よりも長く尾を引いた。

日本財務相、食品減税の財源に赤字国債を否定
日本の財務相は、食品への消費税減税の財源について、新規の赤字国債ではなく、税制優遇や補助金、補正予算のゼロベースの見直しで賄うと述べたが、この計画に必要な国債発行額についてはまだ明らかにしていない。
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企業の動き

エアトリップ、利益予想を上方修正し配当16倍を表明
エアトリップの2026年9月期の期末配当は、前年の1株10円から大幅に増え160円に跳ね上がる。同社は上場10周年を機に、2028年9月期までの3年間で株主に100億円超を還元するとの方針を打ち出した。
変更点: 2028年9月期までの3年間、調整後営業利益に対する配当性向を100%に設定し、この方針では当期にすでに実施済みのおよそ24億円の自社株買いも確認された。
なぜ重要か: 上場から10年を経て、エアトリップは利益成長を内部留保に回すのではなく、即座に大規模な現金還元に転換している。ただし、2029年に予定される投資フェーズが始まると配当は10円に戻る。
注意点: この手厚い還元期間は3年間に限られており、投資再開後も160円が新たな基準になると株主は想定すべきではない。

あいちフィナンシャルグループと三十三フィナンシャルグループ、合併計画を撤回
あいちフィナンシャルグループと三十三フィナンシャルグループは、4カ月前に合意した合併計画を撤回した。両社の取締役会は9月10日、5月13日に締結した基本合意を解消することを決議し、それぞれ関東財務局に提出していた計画に関する臨時報告書を全面的に取り下げた。両社は同日、東京証券取引所と名古屋証券取引所への共同開示でこの解消を明らかにした。
なぜ重要か: 東海地方の両行持株会社は、統合持株会社の方向性を巡る見解の相違により、9月の期限を前に最終合意の実現が困難になったとしている。両社とも、この解消が業績に影響を与えることはないとしている。
積水化学、ブリスベンの住宅建設会社を約3.35億豪ドルで買収し経営権取得
積水化学の取締役会は9月10日、クイーンズランド州ブリスベンで土地開発・住宅建設事業を営むAusbuild Groupの株式51%を、アドバイザリー費用を含み価格調整条項も付いた約3.35億豪ドルで取得することを決議した。積水は将来的にさらなる買収を行い、出資比率を90%まで引き上げる計画だとしている。
なぜ重要か: 計画では、日本国内で68万戸超に供給実績を持つ「セキスイハイム」ブランドを支える工業化住宅工法を、およそ3年以内にAusbuildのタウンハウス事業に導入し、クイーンズランド州の電気料金上昇や洪水リスクに対応するため太陽光発電、蓄電池、耐水害設計を加える方針だ。積水は連結業績への影響は精査中としている。
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ガバナンスと法的余波

ニデック株主、自社株買いと配当を巡り元取締役2人に287.3億円求める
ニデックの株主1人が京都地方裁判所に、元取締役2人を相手取り287.3億円の返還を求める株主代表訴訟を提起した。訴えは、2022年9月と2023年2〜3月の自社株買い、および2022年12月の中間配当が、会社法上の分配可能額を超えていたと主張している。ニデックは9月10日、前日に訴訟提起の通知を受け取ったことを開示した。
なぜ重要か: ニデックは、この請求は元取締役2人個人を対象とするもので同社自身の業績には影響しないとしているが、この金額は3月の社内調査で設置された役員責任調査委員会に端を発するものだ。

東京地裁、NTKの第一三共に対する2033億円の損害賠償請求を棄却
東京地方裁判所は、インドのフォーティス・ヘルスケアに対する公開買付けが阻止されたことを巡りノーザンTKベンチャーが第一三共に起こした3年越しの訴訟について、全ての請求を棄却した。損害賠償請求額は、2025年5月にNTKが請求を修正した後、当初の200億円から2033億円に膨らんでいた。
注目点: 第一三共は、NTKが控訴した場合も引き続き自らの立場を主張していく方針であり、今回の判決が最終的な決着とは限らない。
さくらインターネット最終報告、最大136万件のアカウントが対象に
さくらインターネットは、8月に最初に公表した不正アクセスに関する調査を終了したが、最終的な数字は当初の説明よりも規模が大きく、発生時期も古いことが分かった。営業管理システムでは最大136万563件のアカウントが対象となり、未ハッシュ化された初期パスワードも含まれる。また別の顧客データベースは2023年4月から2026年3月まで外部から到達可能な状態にあり、発見されるまでほぼ3年間が経過していた。
注意点: さくらインターネットは、2つの不正アクセスを結びつける明確な証拠は見つかっておらず、これまでのところ露出したデータの悪用も確認されていないとしているが、クレジットカード情報は保有していないため、最悪の場合の影響範囲は限定的だとしている。
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クイックヒッツ
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六甲バター、コスト増が価格転嫁を上回り通期利益予想を35%下方修正
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ビジョナル、HRMOS成長加速でも来期利益予想は横ばい
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