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akippa、IPO価格を上限の570円で確定 9月18日上場へ

akippaがIPO価格を540~570円の価格帯上限である570円で確定、ブックビルディング需要は募集株数を上回り上限に集中した一方、SOMPOホールディングスやDeNA、ベンチャー投資家はakippa自身が調達する資金を大きく上回る株式を売却する

2026年9月10日2分で読めるakippa Inc.(英語)627A
番号が振られた駐車場に、株式上場を象徴する薄い上昇線グラフが重なるイラスト

大阪に拠点を置き、駐車場マーケットプレイス「akippa」を運営するakippa株式会社は、9月10日に近畿財務局に提出した訂正有価証券届出書によると、新規株式公開(IPO)の発行価格を1株570円とし、仮条件540~570円の上限で確定した。ブックビルディングによる需要が募集株数を大きく上回り、仮条件の上限に需要が集中したためだ。同届出書は8月18日の当初の目論見書、9月2日の訂正に続く3回目のもので、引受条件が固まったことを示す。単独主幹事のSBI証券とその引受シンジケートが支払う引受価格は1株524円40銭で、会社法上の払込金額459円に対応する。

今回の調達のうち、同社に新たな資金をもたらすのは新株37万8000株(1億7350万円相当)のみで、一部にとどまる。売り出しの大部分は既存株主による売却で、SOMPOホールディングス(112万4600株)とDeNA(56万500株)を中心に、グロービス系ベンチャーファンド2社およびJR東日本スタートアップも加わり、合計183万3100株(10億4000万円相当)を売却する。SBI証券はさらに、10月16日まで有効なグリーンシューオプションに基づき、オーバーアロットメントで最大33万1600株(1億8900万円相当)を売却できる。

akippaのIPO条件
2026年9月10日提出の訂正有価証券届出書に基づく、ブックビルディング後の確定条件。
項目詳細
新株(公募)37万8000株、1億7350万円
売出し(既存株主)183万3100株、10億4000万円
オーバーアロットメント(10月16日までのグリーンシュー)最大33万1600株、1億8900万円
発行価格570円(540~570円の価格帯上限)
引受価格¥524.40
単独主幹事SBI証券
上場日2026年9月18日

発行費用1850万円を差し引いた後、akippaは新株発行により約1億7970万円の純収入を見込んでおり、その全額を2028年12月期までの期間にわたる製品開発費、エンジニアおよびプロダクトマネジメント人材の採用費、外部委託費に充てる計画だ。業務提携契約でakippaと結びつく既存株主が、指定買受人による割当を通じて最大36万8000株を取得する予定であることも別途明らかになっている。単体ベースでは、届出書の要約データが示す過去5年間でakippaの売上高は14億8000万円から38億3000万円に増加し、直近期には2億2320万円の純利益を計上し、3期連続の黒字を達成した。取引は9月18日に開始する。