シェアリングテクノロジー(東証グロース:3989)は2026年9月10日、MBKパートナーズがサービスを提供するファンドが設立した買収目的会社MP-2606株式会社によるTOB(株式公開買付け)に応じるよう取締役会が株主に推奨する旨を当局に届け出た。買付価格は普通株式1株につき1,550円、発行済みの新株予約権1個につき1円とし、買付期間は2026年9月10日から10月27日までの30営業日間とする。
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 買付者 | MP-2606株式会社(MBKパートナーズ関連の買収目的会社) |
| 対象会社 | シェアリングテクノロジー(東証グロース:3989) |
| 普通株式1株当たりの買付価格 | ¥1,550 |
| 新株予約権1個当たりの買付価格(第15回・第16回) | 1個当たり1円 |
| 買付期間 | 2026年9月10日から10月27日まで(30営業日間) |
| 買付予定株式数の下限 | 16,030,200株(潜在株式数を含めた発行済株式総数の63.58%) |
| 買付予定株式数の上限 | 設定なし |
| 目的 | 完全子会社化(非公開化) |
本公開買付けには下限が設けられているが上限はない。MP-2606は、応募株式数が下限の16,030,200株に達した場合にのみ買付けを開始する。この下限は、シェアリングテクノロジーの発行済み新株予約権の行使により発行される株式数を加えた潜在株式数を分母とした場合の63.58%に相当するよう設定されたものだ。一方、同社が2026年3月期半期報告書で開示した議決権総数を基準とすると、同じ下限は67.02%に相当する。この下限を満たした場合には上限は設けられておらず、応募された株式および新株予約権はすべて買い取られる。これは一部出資ではなく、完全子会社化および上場廃止を目指す仕組みである。
2つの新株予約権シリーズは同一の扱いを受けない。先に発行された第15回新株予約権の保有者は、同社またはその関係会社の取締役、監査役または従業員として在任している間しか権利行使できないため、MP-2606は買付スケジュールの変更にかかわらず同シリーズの価格を1円に据え置く方針だとしている。第16回新株予約権にはこうした制限はなく、買付期間が延長され、その延長期間中に同新株予約権に付された業績条件が達成された場合には、MP-2606は届出を再提出し、第16回新株予約権の価格を、1株1,550円と行使価格839円との差額に、新株予約権1個当たりの転換株式数100株を乗じた金額に改定するとしている。
シェアリングテクノロジーの取締役会は2026年9月9日の会議でこの推奨を決議し、株主に応募を促す一方、新株予約権者については各自の判断に委ねるとした。取締役会はまた、応募する新株予約権者が、本公開買付けが成立した場合に当該新株予約権をMP-2606に譲渡することを別途あらかじめ承認した。これは本公開買付けに関する同社の初回かつ未修正の意見表明である。
MP-2606自体は設立からわずか3か月足らずの会社で、2026年6月11日に設立され、現在はケイマン籍のMBK Partners JC V, L.P.を含む、MBKパートナーズまたはその関係会社がサービスを提供するファンドによって完全に保有されている。
