クオンタムソリューションズ(東証:2338)は2026年9月10日、AIインフラおよびAIデータセンター(AIDC)事業向けに9月7日付で締結したGPUサーバー調達契約について、830万米ドル(8,300,000米ドル)の初回分割払いを完了したと発表した。この支払いは契約総額6098万5056米ドル(60,985,056米ドル)の約13.6%に相当する。資金は、8月7日に実施した第三者割当(新株予約権および転換価格の下方修正条項付き転換社債を含む)で調達した手元資金と、2026年6月から8月にかけて同グループが実施した暗号資産の売却による収入を充当した。
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 支払日 | 2026年9月10日 |
| 支払額 | 830万米ドル(8,300,000米ドル) |
| 契約総額 | 6100万米ドル(60,985,056米ドル) |
| 契約総額に対する割合 | 約13.6% |
| 資金の調達源 | 第三者割当(2026年8月7日、新株予約権および下方修正条項付き転換社債を含む)および2026年6月~8月の暗号資産売却による収入 |
| 納入予定 | 2026年11月頃、大阪府内のデータセンターへ |
機材の供給元は明らかにされていない。クオンタムソリューションズは、AIインフラ製品の販売・構築・保守を手掛ける関東地方の一事業者としてのみ説明している。支払いに先立ち、同社は9月9日付の帝国データバンクの最新信用調査報告書を取得し、契約が支払いの前提条件として定める最終的な信用・コンプライアンス審査を完了した。契約には、供給元が最終的に機材を調達・納入できない場合の返金条項が含まれている。
今回の開示では、9月7日発表における文言も訂正している。同発表でクオンタムソリューションズは、供給元が対象GPUサーバーを「在庫として保有し、供給可能」としていた。同社は現在、この表現は供給元が対象となる複数のGPUサーバーすべてを事前に物理的な在庫として保有していたことを意味するものではなかったと説明している。実際には、供給元が上流の調達ルートを通じて調達枠と供給能力を有していることを意味していたという。クオンタムソリューションズは、当初の表現について「必ずしも明確ではなく、誤解を招く可能性があった」と認めている。
サーバーの納入・設置はまだ行われていない。クオンタムソリューションズは2026年11月頃を目標に大阪府内のデータセンターへの納入を目指しており、償却費、資金調達、顧客との商取引条件を含む2027年2月期の業績への影響については、現在検討中としている。
