プロセスチーズ大手でQ·B·Bブランドを展開する六甲バターは、通期の営業利益予想を当初計画の23億円から35%引き下げ、15億円とした。経常利益予想は27%減の16億円、親会社株主に帰属する当期純利益予想は7%減の14億円とする。売上高予想は550億円で据え置いた。
| 指標 | 当初計画 | 修正計画 | 増減 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | ¥55.0bn | ¥55.0bn | +0% |
| 営業利益 | ¥2.3bn | ¥1.5bn | -35% |
| 経常利益 | ¥2.2bn | ¥1.6bn | -27% |
| 純利益(親会社株主) | ¥1.5bn | ¥1.4bn | -7% |
今回の下方修正は、売上高計画は上回ったものの利益は未達だった上半期の実績を受けたもの。上半期の売上高は269億円と、265億円の計画を2%上回った一方、営業利益は11億円の目標に対し7億8500万円にとどまり、29%の未達となった。新たに連結対象となった三ツ矢グループを含むナッツ事業の落ち込みが最も大きく、利益は4億円の計画に対し1億7400万円と57%の未達だった。中核のチーズ事業は5億9700万円で計画を13%下回ったが、前年同期の4億8000万円は上回った。
経営陣は、中東情勢の悪化を背景に包装資材価格が平均で1割超上昇したことに加え、円相場が計画策定時の想定より10円超円安に推移したこと、さらに人件費の上昇が重荷になったとしている。同社によると、7月に発生した熊本地震により三ツ矢グループの子会社が運営する工場の生産が停止したことも、この問題に拍車をかけたという。
六甲バターは、この差を埋めるため9月から一部製品の値上げを実施するとしており、修正計画には投資有価証券売却益4億7400万円を既に織り込んでいる。それでも同社は、2027年12月期までに売上高620億円、営業利益43億円とする中期経営計画の当初目標に対し、2年目までの利益達成は「非常に厳しい」との認識を示している。
