東証プライム上場の工作機械メーカー、ツガミ(6101)は、2026年9月までの6カ月間(中間期)の売上高、営業利益、純利益の予想をいずれも上方修正し、中間配当予想も引き上げた。2026年10月20日付の適時開示で発表し、5月13日に公表していた予想を修正した。
修正後の予想数値
ツガミは上期の売上収益予想を従来予想の750億円から8.3%増の812億円に引き上げた。営業利益は195億円から29.2%増の252億円、親会社の所有者に帰属する利益は90億円から36.7%増の123億円を見込む。基本的1株当たり利益の予想は従来の196円01銭から268円13銭とした。
これらの増減率は前回予想からの変化率であり、前年同期比の伸び率ではない。開示資料には参考として前年上期の実績が記載されており、売上収益は601億円、営業利益は152億円、親会社の所有者に帰属する利益は71億円だった。
| 項目 | 前回予想 | 修正予想 | 前回予想比増減率 |
|---|---|---|---|
| 売上収益 | 75.0 | 81.2 | +8.3% |
| 営業利益 | 19.5 | 25.2 | +29.2% |
| 親会社の所有者に帰属する利益 | 9.0 | 12.3 | +36.7% |
会社側が挙げる上方修正の理由
ツガミは、市場全体の不透明感は残るとしている。一方で、中国やインド市場をはじめ各拠点で着実に事業を推進した結果、売上高・利益ともに前回予想を上回る見込みになったと説明している。開示資料ではこれ以外の市場や製品には触れられておらず、地域別の内訳も示されていない。これらは予想であり、実績ではない。同社は、数値は発表日時点で入手可能な情報に基づくもので、実際の業績は異なる場合があるとしている。
配当:中間予想を増額、期末は据え置き
中間配当予想は1株当たり49円から12円引き上げ、61円とした。ツガミは良好な財務状況を維持しつつ安定的に株主還元を行うことを基本方針としており、利益予想の上方修正を受けて配当予想を引き上げたとしている。
期末配当予想は49円に据え置いた。ツガミは現在精査中の通期業績予想と併せて期末配当を公表する予定であるため、前回予想を維持するとしている。年間配当予想は従来の98円、2026年3月期実績の85円に対し、110円となった。
今後の焦点
今回の開示では2027年3月期の通期業績予想は示されていない。ツガミは市場動向を踏まえ、11月12日に予定する第2四半期決算の発表時に公表するとしている。
