東京海上日動火災保険は、4つの年限で発行する総額2000億円の無担保社債の発行条件を決めた。2026年10月16日付の有価証券届出書の訂正届出書で分かった。同社は同日、各回の発行額と利率を決定し、買取引受契約を締結した。
4本の社債、利率は上昇
2000億円は、届出書の従来の見込額1500億円を上回る。従来の見込額は4回の合計で、内訳は300億円、800億円、100億円、300億円だった。5年債が1000億円で最大となる。
| 回号 | 年限 | 金額 | 利率 |
|---|---|---|---|
| 第1回無担保社債 | 2年 | 400億円 | 2.221% |
| 第2回無担保社債 | 5年 | 1000億円 | 2.748% |
| 第3回無担保社債 | 7年 | 250億円 | 3.030% |
| 第4回無担保社債 | 10年 | 350億円 | 3.468% |
R&Iは2026年10月16日付で、同社債にAA+の格付けを付与した。届出書は、格付けは信用力に関するR&Iの意見であり、事実の表明ではないと記している。各回とも引受人が共同して引き受け、三菱UFJモルガン・スタンレー証券が各回で最大の引受額を持つ。2年債では400億円のうち160億円を引き受ける。
手取金は2029年までの充当を予定
消費税等を除く発行諸費用の概算額約4億4900万円を差し引いた手取概算額は、1995億5000万円となる見込み。同社は全額を2029年9月末までに、グリーン/ネイチャーファイナンスフレームワークに定める適格プロジェクトへの支出に充てる計画だ。これはあくまで支出計画である。届出書には、完了したプロジェクト投資や環境面の成果の記載はない。
表の数値は利回りではなく利率である。届出書は、最終条件について国債利回りに対するスプレッドを示していない。
