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トーカイ、営業益予想を14.5%上方修正 処方箋単価と介護効率寄与

トーカイは営業利益予想を102億9000万円に引き上げ、一転して増益を見込む。調剤薬局の処方箋単価が計画を上回るほか、7月にグループ化した企業の業績を第3四半期から連結に取り込むためで、期末配当予想も49円に増額した。

執筆:Tokyo Brief Desk2026年10月22日2分で読めるトーカイ9729
上昇する棒グラフの横に並ぶ調剤薬局の受付カウンターと積み重ねられた介護レンタル用寝具。

トーカイ(9729)は10月22日、2027年3月期の業績予想を上方修正した。営業利益は5月時点の予想を14.5%上回る102億9000万円(従来予想89億9000万円)を見込む。

5月時点の予想では営業利益と経常利益の前期比減益を見込んでいた。修正後の営業利益は前期実績の93億8000万円を上回り、親会社株主に帰属する当期純利益も過去最高となる見通しだとしている。売上高予想は従来の1654億円から1679億8000万円に引き上げた。純利益は68億7000万円、1株当たり当期純利益は222円25銭(従来予想198円8銭)を見込む。

上方修正の要因

トーカイは上期の動向を要因に挙げている。調剤薬局事業では、処方箋単価が薬剤料・技術料ともに計画を上回って推移した。シルバー事業ではレンタル資材の効率的な運用の取り組み効果が前期に続き出ており、特に利益面で好調に推移したという。

下期についても、調剤薬局事業の好調が続く見通しだ。また、2026年7月にグループ化した1社の業績を第3四半期から連結業績に取り込む。

配当と中期目標

期末配当予想は9円増額して49円とし、年間配当予想を従来の80円から89円に引き上げた。中間配当は40円で据え置き、前期の年間配当実績は68円だった。トーカイは今回の増配について、5月12日に発表した配当性向の目安を35%から40%へ引き上げることや、1株当たり配当額を維持または増配する累進配当の方針に基づくものとしている。中間配当は2026年11月の取締役会、期末配当は2027年6月の定時株主総会にそれぞれ付議する予定だ。

トーカイによると、中期経営計画の最終年度にあたる2028年3月期の営業利益目標95億円は1年前倒しで達成する見通しとなった。最終年度の具体的な数値は今後公表する予定だ。これらはすべて予想であり、実際の業績は異なる場合があるとしている。今回の発表資料に上期の実績数値は記載されていない。