高島屋(8233)の免税売上高は9月に前年同月比12.8%増となったが、同社自身の10月1〜15日の数値では既存店ベースで12.2%減となっている。9月度営業報告が内訳を示しており、件数が10.3%減、単価が2.2%減だった。
9月は1件当たりの購入額が寄与
百貨店の店頭売上高合計は9月に2.4%増(既存店ベースで4.0%増)だった。免税を除く店頭売上高は1.1%増(既存店で2.9%増)だった。
高島屋のインバウンド顧客の数字から、免税売上高の増加の内訳が分かる。件数は0.3%増、単価は12.5%増だった。同社によると、インバウンド客は高額品、化粧品、スポーツ関連商品の購入を増やし、国内客は気温の低下に伴い秋物の衣料や雑貨を購入した。
10月はここまで件数減、単価も下落
10月15日までの累計で、高島屋は店頭売上高が1.5%増、免税を除く店頭売上高が4.6%増だったと報告している。免税だけは例外で、12.2%減となった。営業報告では国内需要は底堅く推移した一方、インバウンドは逆の動きとなった。
数字の読み方
閉店は比較に影響する。高島屋は、1月7日に営業を終了した堺店と8月3日に営業を終了した洛西店の前年実績を控除した。洛西店の前年実績を除くと、京都店の売上高は9月に5.8%増だった。営業報告は10月の数字を15日までの累計として示しており、1小売企業の半月分にとどまるため、同社に限った部分的な指標にすぎない。
